きこえない音

本当のことは
半分もきこえてなくて
それは
きこえないふりとはちがって
たぶん
私たちには感知できない音が
本当の世界にはとどろき溢れているのだ
(それをきいてしまうと私たちは狂ってしまうのだ)
私たちは許容しうる範囲の世界だけを
感知できるように設計されているのだ
真実の声もまた
きこえない音なのだ

飛行機雲と月

月がさかさまに笑っている

ような気がした

わたしのように












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