Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

すでにイワツツジ開花

2018-04-08 23:39:06 | 自然から学ぶ

正面は鬼面山

 

 あれほど暖かかった陽気が、すっかり冬に後戻りしたように。明朝は霜が降りるのではないかと、有線放送が盛んに注意するように呼びかけている。実際のところ霜が降りれば、かろうじて残っていた桜の花もお終いとなろう。今年の桜は、余裕なくその時期を終えてしまう。お花見らしい気分はまったくなく…。

 今年も妻の実家の裏山の山作業に3月は従事した。妻が介護で明け暮れていた昨年は、ほぼわたしひとりでその作業を終えたが、今年は妻の手が空いて、わたしの方が手を掛けた日数は断然少なかった。その山に早くもイワツツジが咲き始めた。ちらほらどころか全面に開花した株が展開していて、満開になるのは週明けになるのだろうか。この寒さがどう影響するか。そんなイワツツジの開花は、昨年は4月20日ころ。今年は10日以上早い。そしてそのイワツツジの咲く一帯から山に入ると、すでにコシアブラが顔を見せ始めている。コシアブラが顔を見せ始めているということは、もうタラの芽が食べごろになっている。山菜の旬も、もちろん早まっているというわけだ。日当たりの良い場所ではウドもずいぶん大きくなっていて、ワラビも食べごろの大きさに顔を出し始めた。一気にすべてがやってきている。

 そんな光景の中、山作業で刈った下草を今日は山から運び出したわけだが、午後2時ころには雪降りとなった。一時的ではあったが、雪が上がると、伊那山地の最高峰である鬼面山(きめんざん1890m)の頭は白くなっていた。さすがに夕方になると、頂きの雪は目立たなくなっていた。

 初物のタラの芽、そしてウドを口にした。初物はあくが少なく、新鮮さは格別。大好物であるが、妻にはあまり食べないように、とくぎを刺されている。


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