Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

「再変換」

2023-01-05 23:28:52 | つぶやき

 先日最近のパソコンは意図通りに文字変換候補が現れないということを記した。印象に過ぎないが、変換候補を探すためにスペースキーを何度叩いても、なかなか候補が現れないこともあれば、なかなかどころか現れずに「元に戻る」ということも珍しくない。最近パソコンを始めた人なら良いのだろうが、昔からパソコンを利用してきた者には違和感を抱くことになる。

 最近まで知らなかった(余裕がない日々を過ごしているせいなのだろうか)が、かつてのパソコンは変換確定した文字を「Ctrl」+「Backspace」キーでもとに戻して再変換できた。いつからのことか知らないが、今のパソコンでそれをやっても変換確定されたものが消滅してしまうだけ。消滅から二度と画面上に打った文字は現れない。今のパソコンの機能は違う。例えばここに記した全文をコピーしてメモ帳に貼り付ける。例えば冒頭の「先日最近のパソコンは意図通りに文字変換候補が現れない」をドラッグしてスペースキーを押すと、再変換が可能となる。ようは確定された文字をそのソフト上だけでなく、コピペした場所でも再度変換できるというわけだ。例えば直前に打った文字を長文でも記憶していて、頭文字だけ打てば同じ文が確定できる機能は、こうした記憶力からくるもの。都合良いこともあれば、不都合なこともある。いわゆるスマフォ上で文字検索する機能と、このごろのパソコンの文字変換機能が同じ土俵にあるということなのかもしれない。しかし、繰り返すが昔のパソコンの動きに慣れていた者には、「使いづらい」となるわけだ。

 世間では9割以上がパソコン上では「ローマ字変換」だという。しかし、スマフォ上では違うだろう(これもわたしがそう思っているだけでスマフォを多用しないわたしには無知な世界ではあるが)。ようは過去に捉われていると、今の機能に抵抗感を抱いてしまう(わたしはずっと「かな変換」人間である)。いろいろな機能があるだろうとは想像する。前述したように昔の癖で、急いでいると今もって「Ctrl」+「Backspace」キーを押してしまうことも…。しかし、もうずいぶん前からそんな機能はない。人間の悪習とも言えるだろうが、切り替えのできない年齢、あるいは性格もあるのだろうが、「後からなんとかなる」といういい加減さが、わたしの素性にある。果たして、これを解決できるのは余裕ができる時なのか、それとも永遠に「不可」なのか。


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