煽りの話は運転の話で何度かしている。ようは後ろに接近されれば威圧感があって気になるわけだが、接近されるだけでは煽りとは言えない。とはいえ、ある程度離れていても、しだいに接近してくる際に感じる威圧感は、相手によっても違う。今でこそ大型車は速度抑制装置がほとんどの車に設定されていて、かつてに比べると、大型車に威圧感を感じることはない。とはいえ、渋滞時、あるいはそれに近い状態の高速での後ろにいる大型車は威圧感があるもの。そのまま突っ込まれてきたら、乗用車など跡形もないだろう。
大型車に威圧感を抱くのは、車が大きいから当然のこと。大型車でなくとも、威圧感を抱く車は、乗用車でもたくさんある。とりわけ最近の車は、威圧感を抱かせるデザインのものが多い。そんなデザインが良いとも思えないのだが、とりわけ高級車に威圧感のある車が多い。例えばレクサスだ。現在のレクサスのフロントデザインは統一してこんな感じで、とても好みではないが、世の中の金持ちはこうしたデザインが今はお気に入りなのだろうか。最高級のLSにしても、口を大きく開けたようなスタイルで、すべての車種が盃形のフロントグリルを描いている。高級車というだけで威圧感があるが、デザインでも威圧感を与える。トヨタの車には威圧感を抱かせるものが多い。かつて「いつかはクラウン」と言わせたクラウンにしても、まったくもって下品なデザインを見せる。高級車の流れはそもそも国外車にも現れている。ベンツやBМWも威圧感あるデザインを今は好んでいる。デザインを手がけている人たちの好みが、わたしにはわからない。
こうしたセダンタイプのものは、もちろん大型車のような威圧感はないが、大型車に匹敵するほど威圧感のあるのはボックスタイプの車だ。やはりトヨタのアルファード。この雰囲気で後ろにつかれると、それほど接近していなくても嫌なもの。とりわけ遠くに見えている車が、しだいに近づいて来ると「来て欲しくない」、そう思う。同様に威圧感があるのは日産のエルグランド。もはやこの手の車も高級車に違いはないが、ボックスタイプではファミリーカーレベルでも威圧感を抱く。例えばノアだ。前例に比較すれば威圧感は低いが、顔がでかく見える車は威圧感が強い。いずれにしてもかつての車に比べるとフロントのデザインが妙にでかく感じる。これは、軽自動車でも同様な例がある。例えばダイハツトールの特別仕様車。小さいのに威圧感は十分ある。これらイメージを好む人たちは、乗っているだけで煽りの一歩手前感を相手に抱かせることを、承知しておいてほしい。
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