テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



コライユで6月6日に実施した模擬試験形式のマトリョミングレード試験1級対策講座の受講生さんから合格のお知らせをいただきました。

これまでも、東急セミナーで開催したことのあるグレード試験対策講座をはじめ、各種マトリョミン講座の受講生さんから「合格しました」というご報告をいただいて、都度嬉しい気持ちになっていましたが、今回は「1級」ということでその嬉しさもまた格別のものがあります。

1級試験で要求される演奏の力は、推測ですが、端的にいって表現力だと思います。あるいはその表現力でどれだけ聞く人に「伝わる」演奏ができているか、だと思います。「この曲はこのように弾いて、こういう感覚や感情や情景を聞く人に伝えたい」ということを、ひとりよがりではなく、実践できるかどうかがテストされているのです。加えてコンサート形式ですから、説明やコンサートの流れのようなものにも気を配らないといけません。思った以上に過酷な試験です。

演奏力は機械では判定できないものです。
演奏する曲をどれだけ自分のものとして把握し、またそれを聞く人に伝わるように演奏できるか、そのような力が要求されているのではないでしょうか。
これは、10分くらいのアドバイスで根本的に指導が可能なものではありませんが、本番に先立つ模擬試験の準備段階でもそれぞれの受講生さんが頑張って練習してこられ、私のほんの少しのアドバイスが、本番の試験への最終準備段階でなんらかの示唆になっているとしたら、演奏指導者としてこれに勝る幸せはありません。

自分にも経験があるだけに、試験に向けた真剣な努力の積み重ねと緊張の本番を切り抜けられた受験生各位に心から敬意を表します。残念ながら今回は望む結果が得られなかった方もぜひ継続して努力してよりよい演奏のための精進を続け、また次回にチャレンジいただきたいと思います。大阪や名古屋での受験生さんもガンバレ!。
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