テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



(現地06.5.4~5.5午後)
ベルリン駅ではわずかな待ち時間を使ってサンドイッチなどを買い込む。列車(ユーロスター?)の中で食べるためだ。列車は一等車でかなり豪華。途中の風景はほとんどが畑か牧草地。発電のための白い風車群が目に付く。最高速度は200kmくらい。食堂車もあり、一等車には(だけかな?)飲み物などの注文とりもやってくる。
ベルリンから西へ400km、有名な都市ハノーバーを通過し、いよいよBielefeld駅に到着。大荷物軍団なので、車両の二手に分かれて降車する。

ホームにはドイツのテルミン奏者で今度のコンサートでもご一緒するバーバラさんにお出迎えいただく。バーバラさんはリディアのお弟子さんなので竹内先生とは兄弟でしにあたる。が、これまで面識はなく、初めての出会い、だそうだ。にもかかわらず、明日のコンサートでは2人のデュエットもあるのだ。

駅からタクシー(もちろん、ここでもクリーム色のベンツ)でホテルへ。メルキュールホテルは銀座にもチェーン店のあるホテル。とても快適でかつ安かった。一晩5,000円くらい。

チェックイン後、この街で育ったというバーバラさんの案内で、近くのカフェで軽く懇親会となる。8時すぎくらいからようやく暗くなり始める。ここでビールを2杯飲む。お腹はみなあまり空いていないので、食べ物はあまりとらなかった。

翌朝、朝食後、一人でホテル近くを散歩した。

今日も晴天。すぐ向かい側にある小学校は休み時間か
始業前か、定かではないが、芝生の庭の真ん中に小川が
作られており、思い思いに遊ぶ子供たちの姿が微笑まし
かった。うらやましい環境だ。ちょっとその先に行くと、
高い二つの尖塔が聳え立つ教会があった。写真をとって
ホテルに戻った。












朝からリハの3人をのぞいて思い思いに
ときをすごしたが、ロビーに集まった5人で
散策することにした。

フロントのお兄さんが親切に教えてくれた
道筋をたどって、Sparrenburg Castleに向かう。

「一番有名な観光スポットはどこか」と聞いたら、
「まずここだ」と言われたところ。
途中かなりの上り坂で大変だったが、登りきって
さらに塔の中の階段を登り頂上にたどりつくと、
そのすばらしい景色に感動した。

この塔はまさにドラクエに出てくる塔だ。
その後、街中を歩いてみても、広場などでは
「あー、ドラクエだ。」と思う。頭の中にドラクエ
のゲームミュージックが鳴る。
Sparrenburgの塔の下ではウェディングドレス姿の
花嫁がいて、緑の芝生に映えて美しい






























BielefeldはそのホームページでOne of the twenty major cities in Germanyと言っているが、城塞都市の名残をもつ旧市街(我々が宿泊し、演奏したところ近辺)はのんびりムードでまったりとした雰囲気。
 (お城の塔の上から町を眺める。さきほどの教会の尖塔もみえる。その先あたりに宿泊したホテルがある。ほてるから城までだらだら歩いて20分くらいか。)




城から下界に戻る。今週はなにやら車のお祭りでもやっているようだ。広場にメルセデスなど車がどっさり展示してあり、とてもにぎやか。昼食を広場のカフェ(屋外)でとって、家族へのお土産を物色。かわいいアクセサリー屋があったので、そこで買い物。ホテルに戻る途中で歩きながらアイスを食べる。じりじりと暑い、夏のような陽気でアイスがおいしい。暑かったが、湿気はなくさわやか。ちょこっと文房具やにも寄る。

さあ、これからいよいよコンサート会場に向かう。会場は街の音楽学校のホールで、ピアノはつや消し塗装のスタインウェイ。ピアノの橋口さんによると、さすがにとてもよいピアノだったそうだ。バーバラさんがテルミンソロでマーブルに参加した「黒い瞳」ほか、マーブルのリハをやったあと、いったんホテルに戻る。先生方は朝からずっとリハだ。で、夜は遅くなるので、軽く腹ごしらえ。またまたホテル近くのカフェで菓子パンのようなケーキのようなものを食べる。もっと小さいサイズにしてくれ、と主張したが、理解されず、結局、「これがsmallest sizeだ」と初めて英語を話してくれて、納得する。食べ始めたら、ペロリとたいらげてしまった。スーパーにも寄ってみる。

ホテルからあらためて出発。マトリョミンやアンプなど先ほどのリハと本番と荷物を2往復運んだ。私はビデオも入れていたし、ホールは城のふもと、ホテルからは結構高いところにあるので、体力使った。

(コンサートの様子は次5/5のエントリーへつづく)

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(現地2006.5.4)
ベルリンのホテルでは熟睡という感じではなかった。めざまし時計が鳴る前に自分で止めた。朝5時頃からきれいな小鳥の鳴き声が聞こえてきた。
1階のレストランでいわゆるコンチネンタルブレックファースト。やはりこちらで食べるチーズやハムはおいしい。

ベルリンで意外に時間があって観光ができると気付いた(気付かされた)のは昨晩のこと。そういうことを事前にチェックしておらず、観光のことなどまったく考えてなかった。誰についていこうかとオロオロしていると、はとバスのような観光バス+川(名前わからず・・・シュプレー川かな?)クルーズがあるという話しが聞こえてきて仲間に入れてもらう。合計6人がそのコースを選択。

(←朝のベルリン)出発時刻まで少し時間があったので3人でホテル近くをお散歩。実に気持ちよい。高級店が並ぶ通りのすぐ裏手には緑の多いアパートが並ぶ。このあたりに小鳥がいっぱいいて鳴いていたのだ。
建物は割と近代的なものが多く、デザインがなにげなくよい。しかも全体としての調和を感じる。
天気はすこぶるよい。晴れ渡っている。日本より暖かい感じ。


観光バス乗り場まで結構な距離を歩き、途中でキップを買い、乗り込む。いろんな観光スポットがあるようだが、どこがどこだかほとんどわからず。
2階建ての黄色いバスで2階は屋根なし。もちろん2階に座る。数ヶ国語の観光案内のレシーバーが各席に備え付けられており、聞いてみたが、ほとんど記憶には残らなかった。
昼食をとろうとポツダム広場(だったかな)で途中下車。このバスは15分おきに来るので、好きな時刻にまた停留所に戻ればよいのだ。



皆で食べ物屋を選び、屋外の席につく。「アイスバインを食べたい」というメンバーがいて注文。有名なドイツ料理らしい。高級料理ではないようだ。ブタのすね肉(骨つき)で、見た目はかなりグロい。
しかし、長時間ゆでられているからか、脂は相当抜けており、ポロポロ骨からとれてやわらかく、おいしい。ボリュームたっぷり。それにこれまたドイツといえばこれ、という大きなホワイトアスパラを食べる。ポテトなどと食べているとお腹一杯。このあとも白いアスパラをあと2回も食べることになるとは思っていなかった。私のドイツの印象はビールでもソーセージでもなく、白アスパラだ。

そのカフェレストランのある庭さきで、ドイツ版どっきりカメラの撮影をやっていた。何言っているわからないが、それなりに面白かった。




食後またバスに乗り、クルーズのスタート地点へ。この時点で午後のホテル集合時刻に間に合うかどうか皆で心配しつつも、船にのることにする。駆け足で出船ぎりぎりの船に間に合う。川は我々が乗っているような観光クルーズ船であふれている。面白いガイドが乗っているような船に人気が集まっているようだ。我々の乗った船は不人気タイプ。
とてもよい景色で気持ちがよかった。








が、どの建物が何かなど、まったくわからず。
(有名な教会なんだかどうか不明。クルーズ船上より撮影→)



下船後、タクシー乗り場からワゴンタイプのタクシーに乗り、ホテルへ。途中、見損なったブランデンブルグ門らしき門を見ることができた。









ホテルへ戻って預けていた荷物を持ち、さあコンサート会場のあるBielefeldへ出発だ。まずは暴走タクシーに乗ってベルリン駅へ。(つづく)



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(日本時間5/3朝~現地5/3夜)
東京からの3人は10時半にJALのチェックインカウンター前で待ち合わせていた。主力の10名ほどは中部国際空港に早朝集まり、成田で乗り継ぎ。お一方、岐阜からの方も成田で合流。
私の自宅からは羽田も成田もほぼ所要時間は変わらないくらいか、やや成田のほうが近いくらい。
成田に10時半に集まるはずがいくつか事件があり、ややあせったが、事なきを得て無事全員揃って13:00Take Off。出発ゲート近くでピアニストの中村紘子目撃。テレビでみたまんま。ちょっとふっくらされている(かなり遠慮がちな表現)。
飛行機への乗り込みにシャトル便に乗った。軽く腹ごしらえにサンドイッチを食べた。飛行機は超満員で立ってるヒトもいた(うそ)。そのくらいギュウぎゅう詰めで、エコノミーの3並び真ん中はつらい。

乗った飛行機はまっすぐに北に向かう感じ。窓から見下ろす景色は雪に覆われた山々。上越の山並みか。その後はロシア本土の最も北のほうをかすめて欧州へ。機内食2回と途中にパン。フランクフルトまでずーっと太陽を追いかけていく時間帯で寝られず。映画2本と昔のNHKスペシャルで「空海」前編を見る。後編も見たかったが、プログラムになく、帰国の便でもなかった。今度、横浜にでも行って見てくるか。見た映画は事前知識全くなしで見た。ブロークバックマウンテンとナイロビの蜂。二つとも印象に残る映画であった。ビデオなどのコントローラーは電話機やゲーム機を兼ねており、途中テトリスもやってみたが、基本的にヘタであきる。

11時間くらいしてフランクフルトに着くとベルリンへの乗り継ぎ便はルフトハンザ。このへんの記憶はもうすでにあまりない。かなり遅い時間だったはずだが、日が高く日本でいうと夕方にもなっていない感覚。
入国の荷物検査で例によってマトリョミンやテルミンは検査しまくられる。私が目撃していただけで3人は別室にまで連れて行かれる。手荷物全部ひっくり返された方もいらっしゃる。別室の様子をビデオに撮ってたら、おこられる。先生はどうも演奏までさせられていたようだが、ロシアで慣れているので、まあ、こんなものだ、という感じ。私は幸いにもどこの荷物検査でもひっかからなかった。やはりこの人畜無害な感じの善人ヅラが効いているのではないか。ちょっとつまらん。
ふたりほどはぐれたが、手荷物検査の後で合流できた。面白かったのは手荷物検査場あたりを自転車に乗った係員が巡回していたこと。広い空港内を行き来するのに、なるほど自転車は便利そうだ。

ベルリンの空港では先発のYさんに出迎えられた。Yさんはお仕事でもドイツ語を使う方で、そういう方がいらっしゃって心強いかぎり。
ベルリンからホテルまではタクシーに分乗。ドイツのタクシーはそのほどんどがメルセデスベンツ。クリーム色というのかベージュに塗られている。これが夜の街を飛ばすこと飛ばすこと。車線を右に左に動きまくり、とろとろ走っている車がいると後方3メートル位まで(もっとかな)接近してよけさせる。むちゃくちゃな運転だが、どのタクシーもだいたいそんな走りのようだ。

ホテルに着いたのは何時だったか忘れた。お腹は空いていない。シャワー浴びて瓶ビール1本飲んで寝た。そんなに熟睡はしなかったような気がするが、どうだったか。

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京成電車の窓ごしから見た空にはマグリットの絵のような雲が浮かんでいた。
今、搭乗ゲート脇のカフェで一服したところだ。
13時初のフランクフルト行に乗り、ベルリンへ乗り継ぐ。今晩はベルリン泊り。
錆び付いたドイツ語を機中で思いだすとしようか。


(ウソです。ドイツ語のドの字もわかりません。)


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明日からマーブルのメンバーとして欧州ツアーに出発する。
私は短縮日程参加なので、途中でおしまいなのは残念だ。

さきほどマンダリンエレクトロンと竹内テルミン研究院からメールニュースが送られてきたので、転載する。
このブログをご覧いただいている欧州在住の日本人の方(いないか。)、またビーレフェルドやロンドンにお知り合いがいらっしゃる方はお知らせいただければと思う。
このスケジュール後、フル参加のメンバーはパリに渡るが、演奏予定は無しのようだ。


(以下Mandarin Electron Mail News vol.219, 2006.5.2より)

竹内正実とマトリョミンアンサンブル「マーブル」によるテルミン、マトリョミンコンサートがドイツ、イギリスで開催されます。
詳細は以下のとおり。

"Japanisch - Deutsches THEREMIN Meeting"
Date: 5th May 8pm
Performing:
Masami Takeuchi (Theremin)
Akiyo Hamaguchi (Theremin)
Kawori Hashiguchi (Piano)
Mable (Matrioshka shaped theremin ensemble)
 Mable are: Yukari Kajino, Fumie Taka, Yuka Kume,
 Tamami Iwama, Makoto Hayakawa, Masami Takeuchi,
 Akiyo Hamaguchi, Sae Sato, Kanako Hamada,
 Mayumi Shiode, Sanae Noro, Daisuke Niimi, Hiroshi Endo,
 Koichiro Aida, Kazuko Yasunaga
VM (Matrioshka shaped theremin quartet)
 VM are: Fumie Taka, Mayumi Shiode, Yuka Kume,
 Yukari Kajino
Barbara Buchholz (Theremin)
Entrance fee:7.5/5Euro
Venue:Musik-und Kunstschule Bielefeld
 Rondiste, Am Sparrenberg 2 c 33602 Bielefeld Germany
 Tel +0049 (0)521 51 6670
 http://www.musicschool-bielefeld.de/


"Masami Takeuchi theremin ensemble"
Date: 6th May 9pm
Performing:
Masami Takeuchi (Theremin)
Akiyo Hamaguchi (Theremin)
Kawori Hashiguchi (Piano)
Mable (Matrioshka shaped theremin ensemble)
 Mable are: Yukari Kajino, Fumie Taka, Yuka Kume,
 Tamami Iwama, Makoto Hayakawa, Masami Takeuchi,
 Akiyo Hamaguchi, Sae Sato, Kanako Hamada,
 Mayumi Shiode, Sanae Noro, Daisuke Niimi, Hiroshi Endo,
 Koichiro Aida, Kazuko Yasunaga
VM (Matrioshka shaped theremin quartet)
 VM are: Fumie Taka, Mayumi Shiode, Yuka Kume,
 Yukari Kajino
Hypnotique=Susi O'Neill(Theremin)
Bruce Woolley from the Radio Science Orchestra (Theremin)
Entrance fee:2pound
Venue:George Tavern
 373 Commercial Rd London E1 OLA England<
 trsound@gmail.com">trsound@gmail.com
 http://www.georges-tavern.com/


"Music From the Ether"
Date: 7th May 8.30pm
Performing:
Masami Takeuchi (Theremin)
Akiyo Hamaguchi (Theremin)
Kawori Hashiguchi (Piano)
Mable (Matrioshka shaped theremin ensemble)
 Mable are: Yukari Kajino, Fumie Taka, Yuka Kume,
 Tamami Iwama, Makoto Hayakawa, Masami Takeuchi,
 Akiyo Hamaguchi, Sae Sato, Kanako Hamada
Entrance fee:8pound, 6pound advance
Venue:Ginglik
 1 Shepherds Bush Green, London, W12 8PH England
 Venue: 020 8749 2310 / Office: 020 7348 8968
 info@ginglik.co.uk
 http://www.ginglik.co.uk


"Masami Takeuchi and Matryomin ensemble"
Date: 9th May
Performing:
Masami Takeuchi (Theremin)
Akiyo Hamaguchi (Theremin)
Kawori Hashiguchi (Piano)
Mable (Matrioshka shaped theremin ensemble)
 Mable are: Yukari Kajino, Fumie Taka, Yuka Kume,
 Tamami Iwama, Makoto Hayakawa, Masami Takeuchi,
 Akiyo Hamaguchi, Sae Sato, Kanako Hamada,
Entrance fee:<no information
Venue:THE GRILL ROOM, CAFE ROYAL
 68 Regent Street London England
 theprovost@thelasttuesdaysociety.org
 http://www.thelasttuesdaysociety.org


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ショッピングモールの「母のフェスタ」でマトリョミンアンサンブル演奏を行う。

・と き:5/21(日)14:00~14:30

・ところ:JR青梅線昭島駅前のショッピングモール・モリタウン東館1F専門店街 光の広場

・イベント名:モリタウン母の日フェスタ

・出 演:マトリョミンアンサンブル・ニチェボー!

・・・・・いつまで「母の日」やってんだー!という突っ込みは「なし」ね。


マトリョミンアンサンブル・ニチェボー!
 相田康一郎、賃貸人格、織戸義隆、橋本裕子

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