水平線を見つめながら

浜辺に出るとつんちゃは、
潮が満ちているために波打ち際が迫っている砂浜をクンクンしたかと思うと
ペタンと座り込んだ。
遥か彼方を見つめるような横顔に、
「なんだ？なんだ？今日は？」
「ここでも何か不思議があるのか？つんちゃ？」
と、穏やかな海を前に、悟りを開いたように穏やかなつんちゃに戸惑う。

つんちゃの「不思議あたま」の中ではどんなことが展開しているのだろう・・・？
まさか、水平線を見ながら、
＜ここから水平線までの距離は・・・＞と三平方の定理なんかを持ち出し、
素早く計算なんか・・・してないよね？

つんちゃに質問（されることはないはずだけど）されたら困るので、
一応、調べて用意した答え：
約4.5km
一里って置き換えると、江戸時代の人なら「なんだ、近いじゃん。」と言うかもしれない。
そんな距離。
でも、その分を移動したからって、水平線にタッチできるわけでは、もちろんない。
一里近づいたら、そこからまた一里先の水平線が見えるのだ。

見る高さによって距離は変わるので、
ワタシとつんちゃの身長差で違いはあるが。
そういえば、つんちゃのお座りでの目線の高さって何センチだ？
などと・・・、
水平線を見ながら、差し迫ったことはあまり考えないようになっているのだろう。
どうでもいいことばかりが頭に浮かぶ。
もしかすると、つんちゃの方がよほど高尚なことを思い描いていたかもしれない。

世界の平和とか、宇宙の成り立ちとか・・・。
澄んだ瞳の先には水平線。
意外と近くて、やっぱり遠い水平線。








本日の”つんちゃワン”
　メイン＝鶏手羽中（369g)
　サイド＝野菜７種（かぼちゃ・セロリ・舞茸・人参・白菜・じゃがいも・かぶ）
　スープ＝わんこスープの素・ビタミンハーブ・おから・パセリ
　おやつ＝じゃがいもとゆで卵のサラダ、オリーブオイル合え
　ご相伴＝ロールケーキ
　サプリ＝アースリスージＧ