VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
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丑三つ時に味噌を搗く

2013-02-21 | んまんま
2月20日~21日の日付が変わったころ、
味噌作りを始めた。

去年も同じく深夜の作業だった。
一番寒い季節、夜中に、ひとりで作業。
というとなんだかオドロオドロシイ。
(包丁は研いでいないけど・・・。)

そんなワタシを見守るヤツがいる。
つんちゃだ。

すっかり寝ていたはずが、
突然、興奮の声を上げたのは
味噌作りも佳境に入り、
いよいよクライマックスの味噌玉を容器にぶつけた瞬間だった。
バチッ!
とやったら、つんちゃが慌てて

つん:せ、戦争が始まったんか?核ミサイルがついに飛んできたのか?

と飛び上がった。

丑三つ時に犬の声。
怖いというより近所迷惑。
寒い季節で窓を閉め切っているため、
あまり外には漏れずに済んだと思うけど。

それにしても、
圧力鍋の「なべ丸」が勢いよく
ピィーーーッ・シュゥゥゥゥゥーーーッ・・・
とロングブレスの声を上げている時も、

ハンドミキサーの「バミちゃん」が、
んごごごご~~~っっっ・・・
とコブシを利かせているときも、

全然知らん顔で寝ていたのに、
なんで仕上げのところだけ、反応したのか?

つんちゃの締めの一吠えで
味噌の味も引き締まっただろうか?

おしゃべりつんちゃのために、
我が家は二重サッシとなっているが、
さすがに防音壁ではないのでこれ以上、
つんちゃの声を響かせるわけにはいかず、
遠慮がちな豆まきみたいに、
味噌玉を音が立たないように容器に入れた。

今年の味噌は空気とつんちゃの声入り。
テノール歌手を自負するつんちゃ、
まさか「味噌が腐る」ということはないだろうけど、
空気の抜けが悪いかもしれないのでカビが怖い。



翌日、
”手前味噌”ができた~と母に言うと、
「味噌とつく言葉に、いい意味のものって浮かばない。
とのたまった。

味噌滓
糞味噌
味噌を付ける
味噌が腐る

と言葉を拾っていたら
なるほど・・・
そんなのばっかり出てくる。

つん:昨日の続き?


まず、下茹で。


いったん水切り。


なべ丸へ。


なべ丸、お仕事中。


その間に塩と米麹を混ぜ合わせる。


冬の季語「味噌搗(ミソツキ)」
「味噌を搗く」という言葉は使われなくなった。
煮た大豆をつぶす作業が味噌作りのメイン作業であるためか、
味噌を作ることを「味噌を搗く」というのだそうだが・・・。


今では便利な道具であっという間。


この容器に入る分量は、
バミちゃんでほんの20秒。
1kgの大豆を全部「搗く」のに、5分とかからない。


仕上げのときに使うので
湯がいた大豆の煮汁は取り置き、
濃塩水も用意しておく。


いよいよ麹と混ぜ合わせる。


茹で汁を少しずつ加えて、固さを調整しながら、
野球ボールくらいの味噌玉を作り、容器へ投げ入れる。(ウォン!


出来上がり。


去年の味噌と仲良く並んで。


空気に触れやすい淵の部分に、前年のものをのせておくといいと書いてあったので。


今年も「つん仕込み味噌」が完成。





ところで、木曜日といえば、
あのエッセイはどうなっているのか?


三谷サンはちゃんと、とびネタを載せていた。


そして、こちらも気になる、偶然目にした新聞一面広告。
つん:ん?


つん:ほんまに効くんか?
   ウソツキ?


(陰の声:つんちゃさん、ミソツキとウソツキは違う言葉ですからね。。。)
















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