相棒との相性

全くの個人的意見と前置きし、敢えて誤解も覚悟の上と、
くどい弁解をしながら言うなら、ラブラドールと暮らすなら、飼い主は良く言えば大らかな性格、悪く言えば大雑把でい～かげんな性格の人が向いていると思う。

純血種と言われる犬達は、その誕生までの歴史に背景がある。
謳う猟犬、ビーグルの声は広い猟場でよく通るし、
軍用犬として作られたシェパードは独特の低い腰を持つし、
闘犬だったブルドッグは受け口の丈夫な顎を持つ。
レトリーバー系は物を持って来るのが好きだ。
長い時間をかけ、人間の都合に合うように作られてきた。

ラブラドールは漁師たちの間で生活していた犬を元とするので、
水はもちろん大好きだが、海を舞台にしたせいか、とっても大らかである。
その大らかさが仇になってしまうこともある。

盲導犬として脚光を浴びたため、プロが訓練を施して完成させた犬が、
ラブラドールだと誤解され、飼い始め、手に負えなくなって虐待したり、
捨てたり、果ては飼い主が保健所へ殺処分しに行くという悲惨な事態が起こりかねない。

つんが来るまで、私もラブラドールがこんなにやんちゃな犬だとは知らなかった。
ただ、誤解は誤解のまま、受け入れてしまえる。
それはラブラドールだけに限ったことではない。
どの犬だって、３日飼えば恩を忘れないというし、
３日飼えば捨てられなくなるのが情というもの。
特にその虚像と実体の落差の面では”ビクトリアの滝”くらいあるラブラドールと生活するのは、何事も楽しめる人であってほしい。

ラブ・オーナーへの道はかくも険しく、楽しいものである。
もしこれからラブ仲間に、という修行僧になりたいお方がいらっしゃるのなら、
入門書として”「マーリー」世界一おばかな犬”をお勧めします。

知らない方に「盲導犬の犬でしょ？」と言われるのが一番困る私です。
つん、頭が高い、控えおろ～っ！

つん：天は犬の上に、犬を造らず。犬の下にも犬を造らず、や。
　　　知らんのか？
　　　あかんな～、ユキチと縁のないやつは・・・。
（陰の声：それが犬にも適用されるなんて聞いてませんでした。）

ルーカス父さん、追い剥ぎに囲まれた模様。

死んだふりは通用しないのか？（んな、マヌケじゃねえ！by 追い剥ぎラブ団）


つん：天は犬の上に・・・、っと。
　　　ええ空やぁ～。


つん：犬の下に・・・、っと。
　　　ええ芝やぁ～。


つん：なっ、そやろ？　覚えといてヤ！



本日の”つんちゃワン”
　メイン＝鶏手羽中（300g)
　サイド＝野菜７種（かぼちゃ・赤パプリカ・セロリ・人参・オクラ・キャベツ・えのき）
　その他＝おから・すり胡麻
　スープ＝牛スジ
　おやつ＝リンゴ
　サプリ＝アースリージＧ・ビール酵母