言わぬが犬

その後の三谷サンのエッセイが気になっていた。
とびを失って、どうしているのだろう。と。

昨日の夕刊には、
飼い主としての後悔がつづられていた。
「どうしてもっと早く病気に気づいてやれなかったのか」
「介護の間、どう感じていたのか」
「一生を幸せにしてやれたのか」
等々・・・

そして最期の時を迎えたとびの声に、
永遠に答えが出ない問題を持つことになった三谷サン。

「何が言いたかったのだろう。」

犬が元気なときはそれほど切実に思わないが、
具合が悪いときは
言葉を話せたらいいのに、と詮無いことを思ってしまう。

ましてやとびは旅立ちのときに発した声なのだ。
知りたいと思うのは当然だろうし、
あれこれ答えを探してしまうのは自然な気持ちだと思う。

犬側としては、
全部通じてしまってはおもしろくない。
言わぬが犬・・・ということか？

ところで、謎だらけのつんちゃの空砲は、
どんな内容なのか？
知りたくもあり、でも、知らぬが・・・？でもあるのかも。

つん：とびは出題して旅立ったけど、


つん：うちはまだまだ、


つん：言いたいことは山ほどあるで。


（陰の声：分厚い問題集を作成してくださいね・・・。）