Nさんの初盆のご縁にお参りさせていただきました
お仏間に「前進」と書かれた色紙が飾ってありました
Nさんが闘病中に書かれたのだそうです
病を患いながらも、いのちあるうちは「前進」あるのみです
時は止まらないし、すべてのものは常住ではないのですから…
それは、とても厳しいことかもしれません
でも…「前進」あるのみです…
色紙には「前進」の文字の下に「愛、信頼、感謝」の文字も書かれてありました
Nさんが「前進」されるなかに、大事になさっていたものなのでしょう
Nさんからの若いお孫ちゃんたちへのメッセージのようだな…と、読ませていただきました
「前進」あるのみの人生には、思わぬことに立ち往生しなければならないときもあります
立ち往生しながらでも、時はジリジリと進みます
痛み、焦り、不安、悲しみ、苦しみ…
それらをひとりで引き受けねばなりません
そんな時も、
このいのちを底から支えてくださるはたらきがあります
人の優しさが身に沁みます
阿弥陀さまが私の頭を、くしゅくしゅっと…撫でてくださる
その御手を感じたとき…泣けるんでしょうね
泣いて、泣いて、そして、
立ち上がれるんでしょうね
そうして…
「前進」です
写真は三瓶町のミカン畑です
青い実がたくさんなっています
ミカンもミカンの今を「前進」してます!!