月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

ようこそ、ようこそ…のはなし

2016年06月20日 18時14分12秒 | ふうわりふわり(坊守日記)




昨日、妙好人・源佐さんのゆかりのお寺、鳥取市青谷町の願正寺様にお参りさせていただきました

本堂にお参りさせていただき、源佐さんの写真とお木像を拝観させていただきました





源佐さんはとても働き者だったそうです

ほぼ等身大の写真では、よく働かれたと見受けられる大きなごつごつの手を見ることができます

厳しい農作業をされ、夕方には、共に働いてくれた牛や道具を川できれいに洗ってあげることが日課だったそうです

はたらく手のそのままを胸元に合わせて合掌される源佐さん

その身体からほとばしるお念仏の声

苦楽をともにしてくださる阿弥陀さまのお慈悲のぬくもりを感じるとき、「ようこそ、ようこそ」とこぼれるのでしょう

そんな源佐さんのやさしさやお念仏の響きを、この場所で感じさせていただきました







雷のはなし

2016年06月20日 03時36分38秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


激しく叩きつける雨

厚い雨雲を一瞬消すかのように空が明るく光り

太鼓の中でその音を聴くような響きが身体を震わす

自然の力とは…

すごいです…


昔、こんなに光る雷を

父とふたりで

お部屋に寝転がって

「すごい!すごい!」と

眺めていたことを思い出しました


明日はこの雷雨…止むかしら…


(『空の名前』高橋健司 写真・文 光琳社出版)