今日は初釜、七人のお客様をお迎えしました
お料理の勉強にもなるので、懐石のお料理を引き受けました
お茶事の本や歳時記、お料理サイトなどでいろいろ調べ、今年の初釜のお料理は信玄弁当にしました
献立は、信玄弁当の下段から順に
ご飯…桜の押し寿司(でんぶで薄桃色に色付けし、錦糸玉子とイクラで蕊のように飾りました)
煮物…里芋、がんもどき、鴨の治部煮、蓮根、椎茸、花人参、絹さや(それぞれに薄味で炊いてあります)
酢物…柿なます、チコリの器に載せて
向付…鯛の昆布〆(大根おろしと生姜醤油)
※生魚が苦手な方には生ハムと玉葱のマリネ
信玄弁当の一番上の蓋が汁椀になります
汁…葩餅風のすまし仕立て(蕪に蓬麩、牛蒡、人参を挟んで葩餅に見立て、椎茸、蓮根、生湯葉をあしらい、柚子、みつば、蝶々型の人参を飾りました
八寸…黒豆、数の子の山葵漬け、イクラ
焼物…鮭の西京焼き、焼きしめじ(かぼすを搾って)
香物…セロリの浅漬、牛蒡の醤油漬
信玄弁当は姿も可愛らしいですが、一段ずつ開ける時のドキドキ感が楽しいですね♪
だから、一段ずつ開けた時の印象がより良くなるように心がけました
昨日のブログで紹介した抜型は、押し寿司、煮物の人参、お汁に浮かべた蝶々、葩餅の蕪に透けて見える花型人参で使いました
特に、小さな蝶々には感激していただいたようです♪
昨日から下拵えをして準備をしていたのですが、今朝は時間配分ミスでお客様をお待たせしてしまいました…(反省…)
ひとりでバタバタしてしまいましたが、とっても楽しかったです♪
なにより、お客様が喜んでくださったのが嬉しかったです♪
「美味しかったですよ」のお言葉をいただいて、つい調子にのって「来年はワンランクアップするようにお勉強します!!」って宣言してしまいました
お料理をしていると、料理好きだった母や祖母を思い出します
ちゃんと習う前にさっさと往生してしまったので味付けや技を教えてもらうことはできませんが、お料理の深いところはちゃんと伝えてくれていたのかも知れません
さて、来年はどんな献立にしようかな~♪