この道を進もう
ひとり生まれ
ひとり去らなければならないけれど
旅の途上は
ひとりではないね
大学一回生の時のこと
数日帰省していて、夜行列車で京都へと発つ晩に、無性に寂しくて悲しくて‥お台所の片隅で泣いていたら、
母が「出雲駅までみんなで行こう!」と言い出し、父の車に母と弟とが一緒に乗り、最寄駅よりもはるかに遠い出雲駅まで見送ってくれたということがありました
その時は、母と弟が夜行列車のホームまで入ってくれ見送ってくれました
ひとり夜行列車に乗り込むのはやっぱりつらくて悲しかったけれど、でも自分の足で進むことができたのは、母が「あなたはひとりじゃないよ」って教えてくれたからでしょう
なんとなく、そんな昔のことを思い出した家路でした