今日は私の曽祖母の祥月命日です。
平成になった年に数え年101歳で往生しました。
うちには祖母もいたので、曽祖母のことは「大きいおばあちゃん」と呼んでいました。
私は大きいおばあちゃんっ子だったので、その姿をよく覚えています。
大きいおばあちゃんが針仕事をする傍で針山の針に糸を通すのは私の役目。
目が見えにくいのに花壇の草抜きをして、お花の苗まで抜いてしまって母に叱られる大きいおばあちゃん。
最晩年まで自分の衣類はタライでお洗濯していた大きいおばあちゃん。
歯がないのにスパゲティでもお漬物でもなんでも美味しそうに食べる大きいおばあちゃん。
本堂にちょこんと座る大きいおばあちゃん。
いつもお念仏を称えていた大きいおばあちゃん。
七輪であられを煎ってくれる大きいおばあちゃん。芳ばしいあられの香り。
もう30年以上経ったのに、はっきりと思い出されます。
「お念仏申しんさいよ」
あの時はよくわからなかったけれど、
今はその言葉がとってもありがたいです。
ありがとうね。
大きいおばあちゃん!
なんまんだぶつ、なんまんだぶつ