月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

明の字のはなし

2023年04月13日 22時29分00秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

京都国立博物館で開催されている「親鸞展」に行ってきました。

親鸞聖人の御真筆を目の当たりに拝見すると、震えました。

800年前に

この紙に触れられ

筆に墨をつけられて

一文字一文字

お書きくださったのです。

親鸞聖人の「明」の字は独特な字体です。

窓に月明りが射し込むという形です。

阿弥陀さまの無量光明が無明の闇に至り届いていることをお味わいされながらお書きくださったのかなぁと思うと、なんとも有り難く。

お取次ぎもしっかりと丁寧にしなければ申し訳ないと思いました。