月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

昼食献立

2012年04月12日 20時56分19秒 | 仏々相念(住職日記)

「もっと明るく、パ~とするもの書いてよ~」・・・

 

ヤバイ!マジ、ヤバイ!

今風に言えばこうなのでしょうか・・・

ニュアンス的には同じ様でも意味的には違うのでしょうか、「ヤバイ」

 

「さあ、お参りしてごはんにしましょう!」って坊守の声。

息子も帰って待ち遠しい晩ご飯。

「ん~?」考え始めるのです、「あれ~、今日の昼ごはん何だっけ・・・?」

お勤めの間も、食前の言葉を言う時も、晩ご飯いただいている時も、終わって皆が食べ終わるのを待ってる時も、ず~っと考えるのに出てきません。

お昼ごはんの定番メニューがあり、一つ一つ思い浮かべるのですが、「これも違う、これも・・・」

意地になって思い出そうとすればするほどその時がポッカリと空いてしまうのです。

「ヤバイ、マジ、ヤバイ!」そう思いました。

 

結局、坊守に聞きました、「お昼ごはん、何だったっけ?」

「〇〇よ!」

「お~、そうやった!そうやった!」ポッカリと空いた光景が鮮やかに蘇ります。

「会話をしないからですよ!」

「何の会話? 食材について?」

「何でもいいんですよ、世間的なことでもいいし・・・何でも!」

「そうか・・・」

 

自分的には話しているつもりなのですが、ボソボソ言っているので会話にならず独り言になっているのでしょうか・・・

「ハキハキ、話しましょう!」ってダメ押し。

辛いことです。

 

最近、特に酷くなったように思うのです。

何か質問されても「パッ」と出ないことが多いのです。

何か言わなきゃ、思い出さなきゃ、って思えば思うほど焦ってしまいます。

 

「しょうがないから私が看て上げるから・・・」ってニコニコ顔の坊守がいます。

「すいませ~ん」っと頭を下げるもなるべくなら迷惑を掛けないようにと思うことです。

 

食事の後、息子が坊守に「本屋に用事があるけん、連れて行ってくれる?」

「じゃ、今、行こうか!」って席を立つ。

「では、直ぐに帰ってきますからお留守番お願いしま~す。電話が掛かってきたらちゃんと用件聞いて下さいね!分からない時には電話番号を聞くのですよ!」

「は~い!」

「お風呂のお湯が溜まったら止めとって下さい!」って息子。

すかさず坊守が、「2つ同時に言って大丈夫かな~」

「う~ん!」

何をしているのやら・・・

 

パソコン開けて立ち上がるのを一人で待ちながら、そんなこんなを思います。

思い出せない時には深く考えないように「そのうち思い出す」って他の事をするようにしています。

すれば、忘れた頃に思い出して・・・「あ~、そうやった!」

そんなんでいいのか・・・

 

パソコンが立ち上がりブログを書くのに昨日のタイトルが出る頃、皆が帰り横を通り過ぎます。

「ただいま~」「おかえり!」

通り過ぎながら昨日のブログタイトルを見た坊守、「パ~っと明るいモノ書こう!」

「明るいモノ、書けんわ~!がいに涙が出るし!」

 

食事しながら会話してますか・・・

会話はハキハキしてますか・・・

大変なことになりますよ~!

 


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