お参り先にて…
「坊守さんのお衣の色、きれいですね~」
ーーありがとうございます(^人^)似合ってますか~?(^-^)
「お衣の色って、年数とか位とかで決まってるんですか?」
ーー武道の帯とは違いますのでね~(((^_^;)好みです(^-^)
「お葬式の時、喪服はやっぱり黒ですよね~?濃紺はダメなんかな~?」
ーーダメではないと思いますが…黒という色は仏教ではとても尊い色なんですよ(^-^)
と、こんな感じで「色」の話が弾みました
お経にも色が色々出てきます
阿弥陀さまは「皆を悉く金色にします」という願をたてられていますし…
お浄土の池には六色の蓮の花が咲いていると説かれています
その六色とは…
青、黄、赤、白、玄(黒)、紫です
紫以外の五色は「五正色」といって、混ざりけのない原色です
紫は「五正色」以外の色の代表で、何色かが混ざってできた色ですので、それは無限にあるのでしょう
つまり、お経では六色が説かれていますが、それは数限りない、いのち毎の色があるということを教えてくださっているのではないかな…と味わっています
私たちも色々です
色々がいろいろ集まっていろいろなことをしているのです
自分の色を大事にしつつ
このいのちを輝かせてくださる大いなる慈光(みひかり)のことを聞かせていただきましょう