月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

御汁(ごじる)のはなし

2018年11月14日 22時45分02秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


松山高浜港からフェリーに乗って、瀬戸内海の中島・教圓寺様(山田一道ご住職)の報恩講にお参りさせていただきました🛳
到着するなり御斎をいただいたのですが、これが素晴らしい!
彩りよく配膳されたご馳走は小豆おこわ、御汁(ごじる)、白和え、柿膾、お漬物です。
特に御汁は教圓寺様の報恩講の名物で、昔から受け継がれているのだそうです。大豆を擦って優しいお出汁でのばしたお汁で栄養たっぷり!薬味で身体もポカポカ!歯の弱い子どもからお年寄りまで飲みやすい!様々な知恵と思いがぎゅーっと詰まった御汁は最高のお味で、ついついおかわりしていただきました(^人^)
お寺の報恩講の御斎を拵えるために、大豆や大根の種を蒔き、お味噌を仕込み、お漬物を漬けてくださり仕上がった御斎。有り難くいただきました(^人^)
法味も味わい、ご馳走も味わい、心もおなかもいっぱい!なのに、風呂敷いっぱいのおみかんや無花果、柿、お料理、お茶菓子まで持たせてくださりありがとうございました(^人^)












落ち葉のはなし

2018年11月13日 21時41分31秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


徳正寺境内の銀杏もだんだんと色づきはじめ、秋風に散ってゆく葉もあります

春に枝の先に芽吹いた小さな青葉が夏の間にはその色を濃くして繁り、そして、秋に黄金色に色づいて‥‥

秋風に吹かれ枝から離れた時、初めて木の全体を見るのでしょう

たくさんの仲間がいたこと

大きな幹だったこと

高く広く伸びていた枝だったこと

枝にしがみついている時には見えなかったものを、散って初めて見るのでしょう

暖かな大地に抱えられて

そのことを深く味わっているような

そんな落ち葉が愛おしく思えます


I講中お取り越しのはなし

2018年11月12日 23時26分14秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


美しくお荘厳を整えていただき、I講中お取り越し法要をおつとめさせていただきました。

痛いところいっぱいなのに、どうにかこうにかお参りしてくださった方もおられ、そのお姿に頭が下がる思いでした。

お宿を引き受けてくださったMさんのお母さんは91歳!

手芸が得意で、報恩講のいきいき☆かがやき展に出展するための折り紙の傘やビーズのブレスレットをたくさん作ってくださっていました。

徳正寺の報恩講も明るくにぎやかにおつとめさせていただきます!

91歳のTさんの作品も是非ご覧になってください!

徳正寺報恩講は
12月15日(土)午後1時〜、午後7時〜
12月16日(日)午前9時〜、午後1時〜
ご講師は熊本県の恒松見照師です

あなたをお待ちしています(^人^)