月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

お昼寝のはなし

2019年06月22日 20時41分58秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


午後から本堂でご法事があり、お三部経をおつとめさせていただきました

ママとパパとおじいちゃんと親戚のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちと一緒にお参りしてくださったMちゃんは小学1年生

いちばん長い『仏説無量寿経』のおつとめが終わって振り向くと

Mちゃんはママにお膝にすがってお昼寝中

気持ち良さそう!

昼下がりの本堂、お経のリズムも眠気を誘うのでしょう

いちばん安心の腕に抱かれて、スヤスヤスヤスヤ

庫裏に下がってお茶の用意をして本堂に戻ると

Mちゃんはお目覚めでした

「カルピスどうぞ」

というと、照れくさそうにはにかんで

目覚めのカルピスを美味しそうに飲んでくれました

お休みの後は『観無量寿経』と『阿弥陀経』のおつとめ、ご法話もご文章も最後までちゃんと聞いてくださって、ほのぼのと嬉しいご縁でした

ようこそ、ようこそお参りでした

えらかったね〜〜っね、おばあちゃんもひいおばあちゃんも褒めてくれてますよ!

なんまんだぶつ(^人^)


『ラダック紀行』のはなし

2019年06月20日 23時45分56秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


先日お参りさせていただいた真栄寺様のご住職様にいただいたご著書『ラダック紀行』

早速読ませていただきました

ちょうど40年前の6月にラダックへご出発されたことを知り、時を超えて私も旅をしている気分になりました

手が届きそうな青空、ヒマラヤの雪山、砂ぼこり、風、星、はためくカラフルな仏旗、土の家、高山の花、鳥や山羊の声、息苦しさ、グルグル茶の味、折り紙と子どもたち、聞いたことのない言葉



過酷なエピソードにハラハラし、豊かな心の人々との交流にホッとし、美しい遺跡のカラー写真の赤と青のコントラストにエネルギーを感じました



40年の時は経過しましたが、今のラダックは変わらないままなのかもしれないとも思えました

読後は爽やかな風が、心に吹きました

『ラダック紀行』馬場昭道著 鉱脈社刊