つなのピラティス的 毎日

好きなことをたくさんしようーー!!!^^!!!
ピラティスにダンス、私の周りの素敵な人と物にウインク!

私の膝を治す

2020年04月12日 | 整体
汚い写真ですみません。
膝痛歴3年になる。

初期
出産から約一年後、ダンスの舞台で男の子ジプシーによく出てくる、スクワットからピョンと跳ねる動きをしたら一気に右膝が固まった。
本番中にみるみる痛みが増し、かといって止めることもできず、とても悲しかった。

一週間経って、膝の奥に痛みが残り、自分で痛い部分が辿れずに、三回ほど針治療に通うが患部に響かずに終わった。

中期
膝の外側に痛みが移り、階段を上るときに痛い。これこそ教科書通りだ!としきりに膝を触ってみるが、自分で触れる部分に原因は無く、治らない。
やがて、内側に痛みが移り、今度は階段を降りる時に痛い。教科書ではこれはこじらせた時の症状。

痛いといっても、日常生活にはそれほど支障は無い。困るのは踊る時。で、この程度では整形外科では何も引っ掛からないのは過去の経験で知っているので行かなかった。
というより、自分で治せないはずはない!と思っていた。

膝に蒸しタオルを乗せて温めてみるも効果無し。
矯正スパッツを履いてみても変わり無し。


ただ、このころはまだ授乳が終わらず、どうにも骨盤が動く気配が無かった。

末期
ある時、洗濯物をタンスにしまおうとしゃがんだ時にポキッと小さな音がして、腓骨がずれるような感覚をかんじた。

それからは急速にふくらはぎの外側から内側まで固くなり、痛みは膝の裏の方まで、関節全体に広がってしまった。

そんなこんなで、ある時''左の仙骨がズレている''という指摘を受け、原因は仙骨にあることが判明。
そうかー、整体の教科書でも膝の治療に膝を触るヤツはいない、って。

そういえば、膝が痛くなった舞台の時、左腰に重心をかけて踊ることができず、右側の身体のみで踊ったのだ。

骨盤も治しつつ、出産後は筋力の低下も感じていたのでジョギングを始めた。
体幹と持久力と瞑想にはもってこいのジョギングだったが、日に日に膝の痛みが増してきた。
ジョギングを中止すると痛みは和らぐ。

骨盤は治しても、固まってしまった膝をどうにかしないとちっとも良くならない!


これはもう、本気で治さなければ…



3日前からゴリゴリと筋膜はがしに励んでいる。
まずは仙骨周り。そして膝のお皿の周りは言うまでもなく、腓骨周りも。

なぜなかなかやらなかったかというと…。

痛いから。アザができるから。
身体全体を触った方が効果ある!とお客さんを触っていて感じていたから。

である。
でも、最近できた肩こりならいざ知らず、年単位で寝かせてしまった患部はもうガチガチなのである。患部はもうお婆ちゃんの膝のようになってるのだ。



ガチガチよりは、’べったり’の方が合っているかも。痛いところは、プリンを作る時の煮詰まったカラメルのような感じがある。そこに再び水分が届くとねっとりして動きにくかった部分が伸び縮みし始め、痛みがなくなる。

仕事のように揉み続け、明日の朝を楽しみに待つ。

一晩寝かせると、治っているのかどうか、状態が分かりやすくなる。アザの痛みなのか、膝の痛みなのか、もんだ直後はわからない時がある。



現在、だいぶ痛みが引いてきている。
そして、左腰が飛び出して、全身が''く''の字に曲がっている感覚にさいなまれている。全身のバランスが動いているのがわかる。これで体癖とかも良くわかるんだろうな〜。

今日の筋膜はがしは左の仙腸関節と、右鼠蹊部になりそう。

認知症に寄り添う

2020年04月10日 | pilates

今日の夏代さん(仮名)のプライベートレッスンは、希望により整体となりました。

身体が固まると心も固まるので、彼女は体を触られながら心にたまったものも吐き出します。

今年80歳になる夏代さんは、自動車を運転せず、自転車で動き回ります。愛車を走らせ、もう10年以上私のピラティスに通ってくれています。耳が遠いことを笑いのネタにして、夏代さんが来ると笑いがこぼれます。

そんな彼女が話し始めました。
「もう10年ほど前に、物忘れ外来に連れていかれて細かい検査をしたんだけど、ラクダ梗塞っていうのがあるって。先生はあまりそのことは気にしていないようだったんだけど、どうも私は気になっていて・・・。」

ん?ラクダ? 
私の頭の中に浮かび上がります。砂漠を歩くラクダの姿が。

いえいえ、✖ラクダ梗塞 ◎ラクナ梗塞 でした。 初めてその単語を聞く私、あとでグーグル先生に教わりました。
とても簡単に言うと、、、心臓などで出来た小さな血の塊が、脳みその奥の細い血管につまり、そこから先の血流が悪くなり小さな穴が開くように脳が死んでしまう状態で、脳梗塞の症状が出ることもあるが、小さいがゆえに症状が出ないことも多い。もっと大きな卒中を起こさないように注意が必要、、、、、なのだそうです。

そして、夏代さんの話に戻ると・・・、
「そして、サバの油を処方されて飲んでいるんだけど、あの検査をね、ほら、100から7を引いていくやつとか、はさみとかの道具を見せられてあとで聞かれるやつとか、あれをやるんだけど、そんなの毎度やっていたら出来るようになっちゃうのよ。そんなんじゃなくって、私が気にしてるのは、自転車のカギをどこに置いたのかとか、あら私ったらこの部屋に何しに来たのかしら?っていうことなのよ。

でもね、必ず言うのよ。ピラティスはやっていますか?って。ピラティスと、歩くことと、食生活、この3つは毎回言われるの。」

お年寄りが身近にいる方は、必ず聞くこの会話ですが、私が気を留めたのは10年前から物忘れ外来に通っていたということです。私の肌感覚では夏代さんは、10年前と耳の遠さ以外はそれほどの衰えを感じていないからです。

そういえば、旦那様に物忘れ外来に渋々連れていかれた話を随分前に聞いたことがありました。でも、そんなことはすっかり忘れてしまうくらい前のこと。そして、数か月に1度する認知症検査より、日ごろ付き合う人間の肌感覚の方が認知症の進み具合はわかりやすいものです。

この10年、自転車を3回転倒させています。その度に打ち身を作りますが、骨折はありませんでした。お墓参りで風にあおられ転び、耳に切り傷を作ったこともありましたが、大事には至らずに終わりました。

我が母のことを引き合いに出すと、10年前は夏代さんのダメっぷりを笑い飛ばすくらいシャッキリしていたのですが、1度の転倒で圧迫骨折をしてからというもの、みるみる認知機能が衰えてしまったので、夏代さんの10年間を改めて振り返るに至ったわけです。

ラクナ梗塞は、認知症状も引き起こすそうなので、出来る限り進行を遅らせることが大切です。そこで出てくる先生の3つ約束、ピラティス、散歩、良い食生活なのですが、夏代さんは、自分ではなかなかうまくできなくて・・・、とぼやいてはいますが、私から見るととても上手に3つと付き合っていると感じます。

ピラティスは、特に私のレッスンは軽度な運動に入ります。筋繊維を太らせることには主眼を置いていません。もっと、身体の各部位と脳みそのつながりを増やすことが大切だと思っています。気持ちよく体を動かすことは、脳へも良い刺激となります。体を使うためには脳の指令が必要ですが、気持ちよく身体を使った刺激は脳を活性化させます。

だから、コロナで自粛中だとしても、少し身体を使っておくと脳みその中、すなわち精神状態も安定します。

夏代さんのレッスンの受け方も上手です。グループレッスンには、若い人も来るのでエクササイズの中には少しハードなものも織り交ぜますが、そんな時は無理せずに簡単な体操に取り組んでくれています。(がむしゃらに頑張るよりも、身体の声を聞いて体操をするように!との声かけが、夏代さんに届くまでには数年かかりましたが)

ピラティスの効果の一つには「怪我の予防」というものがあります。アスリートが肉離れを起こす前に体幹を鍛えておくばかりでなく、すべての人に役に立っているのだと、今回の話を聞いて感じました。予防は、起こるはずのことを未然に防ぐことなので、現象としてはわかりにくいのですが、夏代さんと母を比べるとその効果を感じざるを得ません。

自分のやってきたことに、静かな結果が出た気がしてうれしいです。

超高齢化社会を目の前に、改めて認知症との付き合い方を考えた出来事でした。


足の小指が改善しつつあります

2020年04月02日 | pilates
今日のレッスンも、コロナを鑑みてプライベートに切り替えてあります。
先日、足の小指について取り組んだ生徒さんの症状が緩和してきたと報告がありました。
「左はまだですが、右の足はだいぶ一本ずつが動くようになり、小指の付け根の出っ張りも靴に当たらなくなってきました^_^。」

素晴らしい❣️

レッスンの度にアドバイスをさせて頂きましたが、やはりご自身の意識づけが何より。

かつて私の足も似たようなもので、足の指が5本別々に動かせるなんて夢のような話でした。足指一本ずつマッサージして足底筋をほぐして…。片方の足の感覚が変わると追いかけるようにもう一方の足も変わっていきました。
足の変化はそれだけで止まらず、少しずつバージョンアップしていっています。

彼女は月2回のレッスンを始めて一年になりますが、月に2回でも身体は変わるものなんだな、と感心しました。

足の小指が動かない

2020年01月31日 | pilates

先日のグループレッスンで、たまたま参加者がおひとりになった時がありました。

よもやま話の末、「足の小指が動かないんですー。」という話になりました。
60代の彼女、何かの折に整形外科に行ったら亜脱臼と診断を受けたとのこと。

見せてもらうと、俗にいう内反小指の状態になっていました。(←もっとわかりやすく言うと外反母趾の小指版で、小指が内側に倒れてしまうこと)確かにこれは動かしにくそうです。

過去に自分の足の小指も動かなかった経験を持つ私は、「じゃあ、今日は幸いに個人レッスンですし、小指に特化したレッスンにしましょうね。」ということで、1時間。

大したことはしません。小指周りをモミモミして、そこからつながる筋肉ラインを感じつつストレッチ、そして立って体重のかかり方を確認するところまでです。場所とやり方はお伝えしましたが、やっていただくのはご本人です。レッスンですもの・・・。

たった1時間のレッスンで完全攻略、とまではいきませんが、小指の付け根の骨のでっぱりは緩和し、皮膚が余ります。体重の乗せ方も、固まった足の状態では確認できないことも、感じやすくなります。

ということで、小指の話から姿勢の話まで発展しました。そして、2週間後2回目のレッスンで、かすかに動くようになりました。そう遠くない将来、動きだすことでしょう。

 

こんな風に、通り一遍等のレッスンにならないことも多いのが私のレッスンです。
誰にでも合うお洋服は、誰にも似合わない、ということなのだと思っています。体も心も人それぞれ、グループレッスンでもそれぞれに必要なことが違うので、アドバイスはひとり一人違います。


12月 体験無料‼️ キャンペーン

2018年11月29日 | pilates
YBS「てててTV」でピラティスを紹介して頂いたのを記念して、12月いっぱい体験無料にいたします〜!
皆さん ご利用下さいませー!