汚い写真ですみません。
膝痛歴3年になる。
初期
出産から約一年後、ダンスの舞台で男の子ジプシーによく出てくる、スクワットからピョンと跳ねる動きをしたら一気に右膝が固まった。
本番中にみるみる痛みが増し、かといって止めることもできず、とても悲しかった。
一週間経って、膝の奥に痛みが残り、自分で痛い部分が辿れずに、三回ほど針治療に通うが患部に響かずに終わった。
中期
膝の外側に痛みが移り、階段を上るときに痛い。これこそ教科書通りだ!としきりに膝を触ってみるが、自分で触れる部分に原因は無く、治らない。
やがて、内側に痛みが移り、今度は階段を降りる時に痛い。教科書ではこれはこじらせた時の症状。
痛いといっても、日常生活にはそれほど支障は無い。困るのは踊る時。で、この程度では整形外科では何も引っ掛からないのは過去の経験で知っているので行かなかった。
というより、自分で治せないはずはない!と思っていた。
膝に蒸しタオルを乗せて温めてみるも効果無し。
矯正スパッツを履いてみても変わり無し。
ただ、このころはまだ授乳が終わらず、どうにも骨盤が動く気配が無かった。
末期
ある時、洗濯物をタンスにしまおうとしゃがんだ時にポキッと小さな音がして、腓骨がずれるような感覚をかんじた。
それからは急速にふくらはぎの外側から内側まで固くなり、痛みは膝の裏の方まで、関節全体に広がってしまった。
そんなこんなで、ある時''左の仙骨がズレている''という指摘を受け、原因は仙骨にあることが判明。
そうかー、整体の教科書でも膝の治療に膝を触るヤツはいない、って。
そういえば、膝が痛くなった舞台の時、左腰に重心をかけて踊ることができず、右側の身体のみで踊ったのだ。
骨盤も治しつつ、出産後は筋力の低下も感じていたのでジョギングを始めた。
体幹と持久力と瞑想にはもってこいのジョギングだったが、日に日に膝の痛みが増してきた。
ジョギングを中止すると痛みは和らぐ。
骨盤は治しても、固まってしまった膝をどうにかしないとちっとも良くならない!
これはもう、本気で治さなければ…
3日前からゴリゴリと筋膜はがしに励んでいる。
まずは仙骨周り。そして膝のお皿の周りは言うまでもなく、腓骨周りも。
なぜなかなかやらなかったかというと…。
痛いから。アザができるから。
身体全体を触った方が効果ある!とお客さんを触っていて感じていたから。
である。
でも、最近できた肩こりならいざ知らず、年単位で寝かせてしまった患部はもうガチガチなのである。患部はもうお婆ちゃんの膝のようになってるのだ。
ガチガチよりは、’べったり’の方が合っているかも。痛いところは、プリンを作る時の煮詰まったカラメルのような感じがある。そこに再び水分が届くとねっとりして動きにくかった部分が伸び縮みし始め、痛みがなくなる。
仕事のように揉み続け、明日の朝を楽しみに待つ。
一晩寝かせると、治っているのかどうか、状態が分かりやすくなる。アザの痛みなのか、膝の痛みなのか、もんだ直後はわからない時がある。
現在、だいぶ痛みが引いてきている。
そして、左腰が飛び出して、全身が''く''の字に曲がっている感覚にさいなまれている。全身のバランスが動いているのがわかる。これで体癖とかも良くわかるんだろうな〜。
今日の筋膜はがしは左の仙腸関節と、右鼠蹊部になりそう。