けん爺さんのつぶやき

日々の出来事を徒然に。

応援したいけど

2018-11-27 02:20:00 | 日記
今日から始まる現場の帰りに、先日から相談を受けているお宅に寄った。
現場に向かう途中、在宅なら帰りに寄れば効率よく話が出来ると思うたんで
メ-ルしたら『います』の返事があったんで寄った。

このお宅のご主人はパ-キンソン病を長く患い、ワシより若いが仕事はやめておられる。
不動産の自営業をやっておられた自分は羽振りも良く、海外旅行も度々経験されたようじゃ。
でもバリバリ仕事をしとられた時に厚生年金も国民年金も掛けてなかったみたいで、
今、年金が支給される年になっても年金は貰えないようで、奥様は嘆いておられる。

今は、今までの蓄えの切り崩しと奥さんの年金、そして奥さんのパ-ト収入で
なんとか生活しておられるようじゃけど、蓄えは減る一方じゃと嘆いておられる。

このお宅に行くたびに、その嘆きを聞くことになるんで
ワシなりに提案をしてみたが、『それは無理』と却下された。

そんな折に、今まで何の手入れもしていなかった住居があちこち傷み始めた。
どれを修理するにも相当な費用がかかる。泣きっ面に蜂とは正にこの事じゃ。
そこまでになっても今の暮らしは維持したい、愛着もあり、プライドもある。

話を聞いたら気の毒で、何とか応援してあげたい気持ちはあれど、どうしようもない。
自分も先祖が残してくれた土地がなかったら同じ境遇になっとったかもしれん。
そう思うと他人事ではないんじゃけど・・・ワシは運がええんじゃろうか?

コメント
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