彫刻家の独り言

北海道出身の彫刻家 黒田栄一のブログです。Yahoo!ブログ「彫刻家 黒田栄一 山のアトリエ」も見てください。

おはよう かわい子ちゃん

2017年04月15日 08時28分21秒 | 日記

 「妖生時代」ドローイング   ペン、水彩絵具、色鉛筆


猫ちゃんと 幸せなふれあい


今日も良い天気です。

朝 いつものようにウオーキング中、視界に猫ちゃんが入りました。


よく 猫ちゃんを見かけると 声かけをしてみるのですが、

たいてい猫ちゃんは すぐに姿を 消してしまいます。

でも 今回は なんと なんと まっすぐ私のところにやってきました。


嬉しい 驚きです。


何度も体をすりつけてきたり なでさせてくれたり 

おなかを見せてくれたりしました。




さよなら 又会いましょう




なんて 良い気持ちなんでしょう。

最高に 良い気分です。





石のレリーフ作り

2017年04月14日 13時06分14秒 | 美術



「妖生時代」黒御影石、白御影石


今朝もウオーキングに 行ってきました。

やはり 朝は最高。

歩き始めると いつも そう思う。


とはいえ 怠惰が勝つ時の方が多いのが

我ながら 情けない。


桜は未だ散ってはいないが 最盛を終え

静かに微笑んでいるかのようだった。


今日は この前から手掛けている小品の 台座作りと

個展で壁面用として考えている 石のレリーフ作りをしました。


私は彫刻なので、個展の際 彫刻だけだと 壁面がどうしても 少し寂しく感じます。

そこで 版画やレリーフ、ドローイング、デッサンなどの出番となります。


ただし やりすぎると 展示場の雰囲気がうるさくなってしまうので 要注意ですが。


私は いつも やりすぎの傾向が あるようです。(複数の見た方から指摘された)


石のレリーフといっても 具象(物の形をなるべくそのままの姿で現す)作品ではないので

一般的な レリーフとは違います。


独自なものにしたいと 手探りで 実験的に作っているところです。

(たいそうなことを言って がっかりされないか心配ではあります)

桜よ

2017年04月13日 09時09分47秒 | 日記



 「風よ」砂岩、黒御影石

今朝も 機嫌よく ウオーキングから始まりました。




桜が 散り始めている。

ピンク色の絨毯は 美しいけれど・・・


また 来年まで お別れなんですね。


「桜には霊力がある」といような お話をされた方がいる。


私もそんな気がしていた。

だから 桜のそばを 通り過ぎるとき 一言 挨拶をしている。

周りに人がいないときは、声に出して

近くに人がいる時は、心の中で。





はじめての油絵

2017年04月12日 12時18分42秒 | 美術





 「白風」大理石     卒業制作展出品 2点中の1点




今日は昨日と1転して 晴天に恵まれています。

朝 花吹雪の中 ウオーキング。



 今 この木の下で 友人たちは「花見」をしているはず・・・私は用事で欠席です



  いい季節です  桜を堪能できます

鳥のさえずり、咲き誇る花に感謝しながらニコニコ歩いてきました。

もう 上機嫌。


その後 山のアトリエで 今手がけている石の小品3点を次々に手がけ、

いずれも あと少しで 一応完成しそうです。


はじめての油絵

高校1年の時、選択美術の時間、初めて油絵を描きました。

パレットはセルロイドの下敷き、最低限の油絵道具しか 持っていませんでした。

(後に 美術の恩師が見かねて 板のパレットをくださいました。他に画布などもいただきました)

最初の1枚は、高校付近の風景画でした。

当時 かなり良い出来だったと思っていました。

数年前 偶然出てきたその絵を見て愕然、

「うーん」(・_・;)

「たいした絵じゃないな・・・」

思い出の中では もっとうまくかけていたはずなんですが・・・


ですが 当時は 油絵が楽しくて夢中でした。


芸術は人生をかける価値がある・・・

2017年04月11日 10時47分48秒 | 美術





 「たまずさ」粘土  学生時代自主制作の1点



どうも マイナスオーラを出してしまったようなので

今日2回目のブログ更新しますね。


高校2年の時

「人生どうあるべきか」悩んでいた。

どう考えても 人生経験が足りない。

行動し 経験を積むにも 時間的に足りない。

そこで考えた。


本から学ぶしかない。


ヘルマン・ヘッセ、ロマン・ローランから多大な影響を受けた。


未熟な自分が 出した結論は

「芸術は人生をかける価値が有る」と いうことでした。

 


雨の日は***

2017年04月11日 08時23分09秒 | 美術







 小品「オオ自由」 大理石 砂岩    オオ自由シリーズの1つ



今日は朝から雨降り。

散歩中止。

山での制作中止。

家でアトリエ仕事。


雨では この他には 外出することぐらいの選択肢しか無いな~


弱気なことを書いてしまうのは タブーでした。

弱気を訂正。


雨の日は 少し 憂鬱になるのかな~


気を取り直して、

雨でも仕事出来るアトリエが有ることに 感謝します。

小品3点平行制作

2017年04月10日 13時55分03秒 | 美術
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「空をとびたい」大理石  空を飛びたいシリーズの1つ



今日は久しぶりに 朝の散歩に行った。

いつもの散歩コースで 満開の桜に迎えられた。














 
立ち止まり 眺めながらの散歩で 時間が かかってしまった。

その後 山のアトリエで 制作した。

先日手がけた 小品と並行して 更に2点の小品を 手がけ始めた。

計3点の小品を平行制作となる。

今朝 起きがけに 浮かんだ「形」を試してみたかったから。

このように 数点 並行して作るのは よくあることです。

いずれも 先の個展で発表する予定。

「首」 

2017年04月09日 05時15分41秒 | 美術

  大学時代自主制作の「首」の1つ 粘土


「首」??? つくりました。


アブナイブログではありませんよ。

彫刻で「首」というのは「頭部の彫刻」という意味です。

僕らは 当たり前に使っていたけれど、結構ブキミな言葉ですよね。

「打ち首」だの「さらし首」だのを すぐ 連想してしまいますからね。
 
私の 学生時代の東京造形大学の彫刻科では 勉強のために 自主的に

有志数人で アトリエの空いている時間に「首」の制作をしていました。

モデルは自分たちで見つけてきます。

何せ お金がないので、ほぼ無報酬で モデルをしていただきます。

最後に 昼食を1食だけ みんなでおごって 「謝礼」は終わりというものでした。

それでも 結構多くの人が「モデル」になってくれました。

モデルが見つからない時には お互いにモデルのなりっこ なんてこともしていました。

当時「大久保 清事件」などという物騒な事件があり、

モデルを得るには不利な時期でした。

「大久保清」という人が、画家を自称して 女性にモデルをしてもらうという口実で

「殺した」というような 事件でした。


当時、私はモデルを探す自信がありました。

自分なりの 心理分析に基づいた「ワザ」があったのです。
 
成功率はかなり高かったと思います。

ナンパに使えば かなり有効だったでしょうが、芸術を汚す気がして

モデル獲得以外に その「ワザ」を使いませんでした。

(1度くらい試してみたかったかも***)

でも、詳細を語るのは危険な気がしますので伏せます。

悪用されるといけませんからね。

(そんな 大層なものではございません・・・ 大口です)

そうして 当時作った「首」は多数ありますが写真があまり見つかりませんでした。

見つかったら 見てください。



食べないほうが健康になる!? (私のダイエット史3)

2017年04月08日 04時39分08秒 | ダイエット





  「HANA」黒御影石


昨日は 目覚める前から変な気分だった。

「不調」としか言いようがなかった。


原因はと 思いめぐらすと 

「不摂生」が思い当たった。

とりわけ 食の乱れ。


さて、前回のダイエットから時間が経ち

すっかり 元のエエカゲンな食生活に戻っていた。

とは言え、中途半端に健康を意識した食生活は続けていたのですが。


2015年 9月頃 とても気になる異変が立て続けに起き、

これは 病気かも知れないと思い 病院で検査してもらった。


「やはり・・・」

結果は ほぼ予想通り。


医者の言葉に 親身さは かけらも感じられなかった。

「ま、当然だろう。家族でもなければ 友人でもない。当然 何かの重要人物でもない。」

悔しいが、納得だ。


「自力で治そう」と 決心した。

ダイエットはどの病気にも効く治療法の1つであると それまでの経験から確信していた。

まず、できることから始めることにする。


「減塩」「減油」「カロリー制限」「バランスの良い食事」「安全な食材」である。

並行して、主に図書館、次に古本屋を利用し 健康に関する本を 読みあさった。

以後も 時折 気になる症状が出ていたので 即効性が求められていた。

急いでいたので、

読んだ本の中から 自分ではこれが良いと思う本を決め、

ともかく実践することにした。


結果は 上々。


その方法は・・・

続く・・・









昨日はお出かけ いい天気だったな~

2017年04月07日 08時38分45秒 | 日記





  「石頭 兎」黒御影石  石頭シリーズの1つです。 思い出深い作品です





昨日はお出かけ日。






 駅に向かって歩く途中で 私の石の師匠「大成浩」作の作品に再会

高尾駅ではも「桜」が 待っていてくれました。








「ギャラリーあおば」にも顔を出してきました。




西八王子駅近くで 私を誘惑するお店発見







「う~」飲兵衛の血が騒ぐ・・・


時間も金もないので 今回はパスしました。(残念!)


藤森公園で待ち合わせです。

ここにも大成先生の作品がありました。




 大成浩 作


桜は未だ 7分咲きくらいでしたが、例年 屋台で賑わうあたりに屋台もなく 

みんな 静かに 桜を楽しんでいました。

(1部盛り上がっているグループもいましたが)

我々も 花冷えの中 震えながら 桜を楽しみ 友との再会を 楽しんできました。

(写真は暗いので手ぶれしてまともに撮れませんでした・・・はずかし~)





食べないほうが健康になる!? (私のダイエット史2)

2017年04月06日 03時45分54秒 | ダイエット

 「オットット」


40代の頃 その頃通院していた医者から

「痩せないとアンタ 死ぬよ」

というような 内容のお言葉をいただいた。

医者は笑っていなかった。


「えっ」 Σ(゚д゚lll)


さすがに 医者の口から「死」などという単語が 飛び出してくるとは思わなかったものだから、

絶句した。


「未だ 死にたくない」と、思った。


そこで、酒を断ち第2次ダイエット突入。

一度 摂取カロリーを徹底的に抑えることで ダイエットを成功させていることは自信につながった。

できることに 疑いはなかった。

ダイエットは簡単な「足し算、引き算」であると 確信していた。


ダイエット開始。

摂取カロリーを抑え(前よりかなり ゆるやかに)、漢方薬を服用し、健康サプリメント各種を手当たり次第に試した。


その医者のところへ 定期的に検査に通っていた。


数年経過後(細かな数字は忘れた)、突然 すべての懸念していた検査数字は 正常値になった。

普通に痩せてもいた。


まず、「酒が飲めるぞ~!」と、心の中で叫んだ。

何より 酒が恋しかった。

酒の席では ジッと我慢していた、

一口も飲まないで 我慢していたから。


当然 そこで医者通いをやめた。


又 緩やかな 不健康生活が始まったのである。


全く 懲りない奴なのである。


小品 2日目

2017年04月05日 16時29分33秒 | 美術

 東京造形大学入学後 石の彫刻1作目の別角度写真  「まつもと」黒御影石




 入学後 石の彫刻2作品目の写真 (別角度から)  たまたま見つけたので・・・


今日は 石の小品制作 2日目。

素材は「黒御影石」。


小さいので少々つくりにくくはあるのですが、かなり細かなところまで出来上がりつつあります。

明日から 表面処理や形の引き締めに はいります。

これからは 少しずつしか 作業は進みません。

仕上げ近くと仕上げは 意外と 時間がかかるのです。

出来上がったら 写真でお見せしますね。


今度の個展は小さな会場ですので 作品も小さなものを多く予定しています。



明日は友人たちと「お花見」の予定です。

その友人たちとは毎年一緒に「お花見」をしているのですが、

そのうちの一人、U氏が昨年暮れ近くに 脳梗塞で倒れ 入院。

今年 退院して初めて 外でお会いするのです。


又 お花見でお会いできるなんて ありがたいです。


ただ、 飲み友達でしたので さぞお飲みになりたいことでしょうが、

明日は みんなで 低アルコールかノンアルコールということになりそうです。


純粋に花を楽しむ 「お花見」に します・・・(ホントにそうなるかな~?)

ちょっと シンパイ です。

入学当時ーなぜ 石に??? その1

2017年04月05日 03時23分21秒 | 美術

 大学に入って2作目の石の作品 黒御影石

前に 「私が憧れていた佐藤忠良先生に師事できた」と書きました。


佐藤先生は塑像(そぞう)といって、粘土で像をつくり

それを石膏(せっこう)、セメント、ポリエステル、ブロンズなど壊れにくい素材に置き換えてゆくという作品スタイルです。


世で見かける 石や木,金属以外の 大方の彫刻は そのようにして作られています。


当時の 造形大学の彫刻専攻はまずその塑像(そぞう)を中心にして、

木、金属、石というように すべての素材で 彫刻を作ることを学びました。


よく 彫刻科は「なんでも屋」 なんて言ってました。


石の授業では最初に 道具の使い方、石ノミのつくり方などを習い、

次に「トウフ」といって、比較的柔らかめの石で真四角のモノを彫るよう指示されました。

機械を一切使わず 手道具だけでつくります。


これが意外に「辛い」。


「真四角」につくるのに、創造的喜びなど感じられない上、

使い慣れない道具で固い石を彫るんですから・・・

その上 石の粉でザラつきます。

(そこで 多くのクラスメイトは石の素材での彫刻に苦手感を持ったようです)


クラスの仲間で 最後まで「トウフ」を仕上げたのは 4人ほどだったと記憶しています。



私は学校に入学する前に、既に石と出会ってしまいました。


いきさつは こうです。

私が借りた部屋は 学校のすぐ隣でした。

学生課の人が「交通費がかからなく安く住める」と、紹介してくれました。(1件しか紹介してくれませんでした・・・)

その学生課の方はすぐそこに連れて行ってくれ、

即決でした。

そこには造形大学の学生が常時6人ほど住んでいました。(時期によって人数は変わるが)

決定的だったのは「石の 大成浩先生」が 住んでおられたのです。
(大成浩 新潟出身
東京芸大大学院修了。文化庁芸術家在外研修員。八王子、関ヶ原彫刻シンポ運営。個展:プラハ国立美術館、デュッセルドルフ手工業会議所、在日チェコ大使館、日本橋髙島屋、富山県立近代美術館。文化庁長官表彰。中原悌二郎賞。第17、41回長野市野外彫刻賞)


大成先生はまだ独身で 夜には学生たちが集まり「サロン」のような感じになっていたのです。

そこに 通いだしたのが運命の転換点でした。



 当時 ここが学生の石の彫刻の制作場所でした


長くなるので、続きは又!

石の粉だらけ

2017年04月04日 12時07分24秒 | 美術
今さっき 山のアトリエから戻ってきた。

石の小品を今日から始めた。

面白くてやめたくなかったが 肉体は正直に悲鳴を上げる。


石の彫刻を制作をすると 当然ながら 石の粉だらけになる。


これが なかなかの 曲者(くせもの)。


この粉は どこにでも入り込む。


メガネは傷だらけ、ラジカセだって粉だらけですぐ スクラップ。

目の中に入れば痛かったりシバシバしたり、グリグリしたり。


服についた石の粉で家の中はザラザラ。


万事がこの調子。


石の作品の制作から帰ってくると たまらず 風呂に入る。

これは 必須。


そして 今日も。


「あ~ サッパリした~」



 

 「オットット」 石    オットットシリーズの1点  楽しんでつくってます

「ギャラリーあおば」で個展

2017年04月04日 04時29分18秒 | 美術
今年の個展が決まった。

東京都八王子市西八王子駅に近いところにある「ギャラリーあおば」という小さな画廊である。

期日は10月の最終日から11月の第1週の終わりまで。


去年 友人の画家から紹介された。

友人は私の懐具合を考慮して紹介してくれたようだ。


画廊使用料金が格安なのである。(但し 販売手数料有り)


その上 家からも比較的近く(歩いて1時間半ぐらい)  

搬出入も 期間中通うのも 楽そうだ。


これなら貧乏彫刻家の私でもなんとかなりそう。


「年に2回ぐらいはいけるかも」と、思う。


とにもかくにも 

「1回ここでやってみましょう」ということになった。


気さくなオーナーでアットホームな感じも気に入った。


「ここなら気楽に色々遊べそう」と、一人ほくそ笑んでいる。


さて どうなることやら


 ぎゃらり「あおば」今月の予定