児童生徒 学級 学年 学校の取り扱い説明書

教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

学校の中の各組織

2024-07-15 16:59:54 | 学校での活動について
前回は、一休みでこれまでとは違う内容にしましたが、また、従来の路線に戻して考えてみたいと思います。

学校という組織も、企業その他と同様に、内部に部や課、係等の部署があります。学校の場合は、教務部(あるいは教務課)、進路指導部、生徒指導部、保健部、渉外部、施設部、事務部等々がある場合が多いと思います。これらは学校の場合は分掌と呼ばれていることが多いと思います。
これから、各部・分掌について、その意義や役割について考えてみたいと思いますが、すべての分掌について記す余裕がないので、教務、進路、生徒指導各部について記します。他の分掌もそれぞれに大切な役割を担っていると思いますが、先の3つに限定したいと思います。

初めに教務部です。この分掌のトップは教務主任です。各校の朝の打ち合わせ等でも、教務主任が当日の予定や説明をすることが多いと思いますが、学校全体の動きをきちんと把握しているのが教務主任だからと思います。教務主任の職位が持つ権利や機能はとても広く大きいと思われます。従いまして、教務主任の活動、学校のミッションやビジョン等を適切に理解して、内面化し、その実現に向かっての活動が大切になると思われます。

教務部内には、教務係、教育課程係、教育統計係、LHR係(中学では学級活動係)、総合学習係、入試係等があるかと思います。

教務部は、いずれにしても学校の教育活動の中心です。学校で行われるすべての活動は、教務部が把握して行われていると言っても過言ではないと思います。教務は、校内の教育活動のすべての企画、運営、点検、管理、評価までを総括的に行うということです。
高校の場合では、生徒の募集にかかわることから、入試、入学後のすべての活動が教務部の活動によって行われていると思います。入学から卒業までに生徒が学校内で経験することの全てが教務の管理の下で行われます。進路や生徒指導の活動も、学校の教育課程の中で行われることですから、やはり教務の管理下にあります。
教務係は、企業等で言えば総務となり、組織内のすべての活動に関係しています。授業の実施と管理、職員会議の企画と実施、定期テストの実施とその後の処理等々、日常の全てを監督します。
教育課程係は、授業に関する全ての活動を管理します。何の授業を週に何時間行うか、能率的・効率的教育課程の編成や実施にかかわること、将来のビジョン等に合わせた教育課程の再編成や改革の活動が中心です。教育課程は、それぞれの学校の特性を作るための本当に必要な活動です。高校でのコースの編成なども重要な検討事項です。
授業は学校で行われる一番中心的な活動ですから、これを十分に検討して継続的に改良を図ることは決して軽視してはいけないことと思われます。
前年と同じように行われるとしても、それぞれの年度のビジョン等に合わせて、意識的に検討し続けることが大切と思われます。継続的に検討し、確認しながら意識的に活動することが進歩や発展につながることと思われます。

これらのことから、教務の活動が、それぞれの学校のミッションやビジョン、バリューに基づいて行われているか、否かの検討が必要ということです。

かなり長くなってしまいましたので、今回はここまでにしたいと思います。教務に関する続きは次回以降にさせていただきます。


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