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ブロック塀の取壊し

2024-04-21 16:33:38 | 日記

 先日から、かねてからの懸案だった

自宅のブロック塀の取壊し作業をして

いる。地震も本格的に増えて来ており、

まずは安全対策ということで。

 

中古で購入した我が家ですが、色々と

割安だったのには理由があって、敷地

を囲うブロック塀が、既にほぼ全域や

られていて、この数年の地震のせいか

はともかく、倒れ幅が増してきたのは

確かなので取壊すことにしたという訳。

 

時間はたっぷりとあるので、ハンマー

片手に手壊しだ。コンクリートガラは、

1トン3500円でリサイクル業者さ

んが引き取ってくれる。

 

このブロック塀は、阪神の震災以前の

施工とはいえ、見るからに手抜き作業

丸出しというもので、作業開始早々に

その作業を垣間見ることができた。

 

取り壊し途中。新しく見える袖壁は、

倒壊防止に自分で補強しておいたもの。

 

手抜き事例として参考まで。

重要なコーナー部分なのに、縦にも横

も鉄筋は無く、モルタルさえも詰ま

っていない。傾くのは当たり前だ。

天端部分の途中で横筋が無くなり、な

ぜかコーナー用ブロックが使われて、

そこから縦に亀裂が走っている。

なぜか、詰めるべきモルタルが詰めら

れておらず、鉄筋が交わってもいない

スカスカの状況。

 

ブロック積の基本すら無いデタラメ作

業のお陰で、取り壊しは予想に反して

楽珍なのたが、当時これを請け負った

職人は、何を考えて作業をしていたの

だろうか。

8段9段積にも関わらずコンクリート

基礎が無く、鉄筋が通っていない部分

が何か所もあり、詰めるべき箇所にモ

ルタルは無く、薄いバサモルや石コロ

が詰めてあったりする。

コーナー用ブロックを加工もせずに基

本ブロックの途中に使ったり、モルタ

ルの配合がてんでバラバラで、濃いと

ころがあると思えば、薄いバサモルで

あったりと、特にそういう箇所が壊れ

て錆を呼んでいる。

鉄筋は、しっかりモルタルが詰まって

いれば、30年経とうがしっかりして

いて腐ることは無い。

コンクリートやモルタルは、アルカリ

性なので、既定の配分でしっかり練っ

たものを詰めていれば、そう簡単には

酸化しない。材料と手間をケチると、

その隙間から雨水が入って酸化(鉄筋

の錆)が予想を上回ってしまう。

そして、ブロック塀の強度は、鉄筋の

配筋で保たれるので、数を減らすと致

命的だ。

さらに最悪なのは、塀の平面の強度を

上げたところで、基礎の手を抜いてい

れば、いずれ何らかの力が加われば、

いとも簡単に傾き、酷い場合は倒壊し

てしまう。

まあ、どちらかがしっかりしていれば、

補強して使えない訳ではないだろうが、

基礎も平面もボロボロなら撤去するし

かない。

 

まあ、そんなこんなで、只今ブロック

塀取壊し作業が進行中という所です。

手壊し&トラックへの手積なので、腕

の筋が引きつっているが、良い刺激に

なっている。

 

まあ、しかしだ、表面を綺麗に仕上げ

てしまえば、中身は分からない。

人は見かけに依るともいえるし、見か

けに依らないともいえるが、とんでも

ない業者は今でも健在なのだろうか。

 

以前に、業者のブロック積み作業を勝

手に見学していたことがある。

職人が積み、手もとがモルタルを練っ

て運び、鉄筋の通った穴にしっかりと

モルタルを突き詰めてから目地を押さ

えていた。

モルタルを軽く流し込んでは次に進む

という業者もあったが、縦筋を全数入

れる業者もあれば、基本に留める業者

もあるが、過去の記憶だ。

 

取り壊しは、しばらく続くが、次は簡

単な塀を作ろうと思っている。

 

ではでは

 

 

 


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