片割れは横浜の村田修一とちょっと似ていた。

ある繁華街を歩いていたら、中学生～高校生ぐらいとおぼしき二人組が前を歩いていた。二人ともダボッとした服装で、髪の毛をキンキンに立たせてサングラスなんかかけているのだが、顔があどけなくて全く似合っていなかった。一生懸命ワルぶってはいるのだが、むしろ微笑ましさすら感じる。

ワタシは荷物を抱えてノタノタ歩いていたので、彼らとは距離が離れた。しばらく歩いていると、道の並びにメガネドラッグがあった。すると、件の彼らが店頭の無料メガネ洗浄機で無邪気にサングラスを洗っていた(爆)。「こいつら根っからのワルじゃないな」という根拠なき確信を得て、笑いを噛み殺しながらワタシはその前を通り過ぎたのだった。