うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

お前はもう、死んでいる。

2012-07-09 16:04:42 | 撮影のお仕事
「臨場 劇場版」ヒットの裏に死体役の“無言の熱演”
(スポーツニッポンHPより)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/07/08/kiji/K20120708003631980.html

…変死事件の死体を調べる検視官を描いた映画「臨場 劇場版」が公開1週間で好調な初動を見せている。話題になっているのが死体役の俳優たちの演技。迫真の検視現場が作品の見どころのひとつだけに、体を調べられたり、触られたりするシーンが長々と続くが、ピクリとも動かない。“物言わぬ熱演”を見せる死体役の苦労とこだわりを聞いた。…

死体役って難しいよね。昔見たドラマで、布団に寝かされた死体役が普通に呼吸してて、布団が上下してた時には思わず笑ってしまった。スタッフさんちゃんと確認しようよ
(;´∀`)

…冒頭に登場する無差別通り魔事件の撮影。「目を開けて死のうか」。橋本一監督が、犠牲者を演じる女優の前田希美(19)に指示を出す。無差別犯に突然襲われた恐怖を死後の表情ににじみ出すための演出。12月の震えるような寒さの中、前田は冷たいコンクリート上に準備された血の海に横たわった。血のりが体中に付いているので、リハーサルを終えても体勢は変えられない。横になったまま本番を待つこと約3時間。動けない本人に代わってスタッフが体をさすって温める。監督の「よーい、スタート!」の合図で本番のカメラが回ると、目を見開き、凍ったように全身を固まらせた。…

実は、この前田さんの「死体」を撮影する鑑識の役だったんです、ワタシ。ホントに寒い現場で、撮影の合間にはスタッフさんが前田さんの横にストーブを持ってきて温めてたぐらいなんです。そんな過酷な状況の中でも前田さんは最初から最後まで元気で明るくて、ワタシみたいなエキストラにも「ガンバりましょう!」と手を振ってくれたりして、とてもフレンドリーに接して下さいました。で、本番では見事に死体になりきり、ワタシがパチパチフラッシュを焚いて撮影していても、ピクリともしません。ワタシなんかドライアイなので、フラッシュを焚かれなくても目を開けたままの状態なんて数秒でギブアップですね。それに、「動くな」と言われると逆にあちこちがかゆくなるようなタイプなので、死体役なんて永遠にムリでしょう。
まだ若いのにスゴいプロ根性、ホントに感動すら覚えました。すっかりファンです(笑)。

もしこれから「臨場」を見に行かれる方、死体役の皆さんの熱演にもぜひ注目してみて下さい。