ドラフト「怪」説2013「たまには超目玉を引き当てたいお！」その６

★中日ドラゴンズ

１位（×松井裕樹投手・桐光学園高→）
鈴木 翔太 （すずき・しょうた）投手 18歳
右投右打 183cm74kg
静岡・聖隷クリストファー高
MAX143キロの直球は、数字よりも速く見える伸びの良さ。フォーク、スライダーも威力がある。長身、イケメンのスター候補生。

２位
又吉 克樹 （またよし・かつき）投手 23歳
右投右打 180cm74kg
沖縄・西原高－環太平洋大－香川オリーブガイナーズ
ややインステップしてサイドから投げ込む直球、変化球は独特の角度があって面白い。投手歴５年、まだまだ伸びしろも大きい。

３位
桂 依央利 （かつら・いおり）捕手 22歳
右投右打 185cm83kg
大阪・太成学院大高－大阪商業大
強肩巧打の大型捕手。大学では２年から正捕手を務め、今秋のリーグ戦では42季ぶりの優勝に大貢献。攻守に今が伸び盛りの時！

４位
阿知羅 拓馬 （あちら・たくま）投手 21歳
右投右打 190cm95kg
岐阜・大垣日大高－JR東日本
長身を生かして高い角度から投げ下ろす直球、カーブ、フォークが面白い。まだまだ粗削りで完成度は低いが、スケールなら◎！

５位
祖父江 大輔 （そぶえ・だいすけ）投手 26歳
右投左打 175cm78kg
愛知・愛知高－愛知大－トヨタ自動車
上背はないがガッチリした体格で、常時145キロ前後は出る直球と、鋭いスライダーが良い。チェンジアップで抜く投球も会得。

６位
藤澤 拓斗 （ふじさわ・たくと）内野手 23歳
右投左打 174cm82kg
大分・柳ヶ浦高－西濃運輸
打撃では、フォロースルーが大きく長打も期待できる鋭いスイング。守備では、軽快な動きで二塁と三塁をこなす器用さが特徴。

育成枠
１位
岸本 淳希 （きしもと・じゅんき）投手 18歳
右投右打 181cm79kg
福井・敦賀気比高
サイドに近いスリークオーターで、MAX145キロの直球と多彩な変化球を投げる。課題も多いが、粘り強い投球は将来が楽しみだ。

２位
橋爪 大佑　（はしづめ・だいすけ）内野手 22歳
右投両打 174cm73kg
大阪・東海大仰星高－大阪商業大
大学では１年春からリーグ戦出場を果たし、３位指名の桂とともにチームの中心として活躍した。俊足堅守のスイッチヒッター。

解説
毎年、地元・東海地方にゆかりのある選手を絡めるなどして独自の路線を展開するのが中日のドラフトですが、今年もまた、その色が濃く出た内容となりました。計８人の指名選手の中で、鈴木（静岡県出身）、阿知羅（岐阜県の高校出身）、祖父江（愛知県出身）、藤澤（岐阜県の社会人チーム所属）と、半数が東海地方にゆかりのある選手です。毎年こういった指名が多いので、一部のファンからは「あまりこだわりすぎるのもどうなの？」という声も聞こえては来ますが、プロ野球は興業ですから、地元を重視するのはごく自然な流れだと思います。ただ、今回は即効性よりも、将来性に期待した方が良いような内容かな…とは感じます。