うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

国が変われば言葉も変わり…。

2006-08-22 21:03:03 | 表へ出ろ
両親が韓国旅行で色々と写真を撮ってきた。
冒頭の写真は母が「ちょっと、韓国にもサブウェイケンタッキーがあるわよ!」とデジカメを持っていた父にけしかけて撮ってきたものである。「アンタが面白がると思って撮ってきてやったのよ」と母の鼻息は荒かったが、日本にあるんだから隣の韓国にあったって全然おかしかねーわな。
「だってアンタ、ケンタッキーがハングルで書いてあるのよ!」と、母は「SUBWAY」と「KFC」の真ん中にある3文字のハングルを指さした。どれどれ…あれ?これ「ケンタッキー」じゃないよ。「え?違うの?だってバックが『KFC』と同じ赤色じゃん」と母。私は説明せねばならなくなった。

ハングルというのは発音記号の組み合わせによって成り立っている文字である。日本の文字よりも発音に微妙な違いがちょこちょこあったりするのだが、一旦覚えてしまえば読む分にはなんとかなる。詳しくはこことかこことか見ていただくとして、今回はこの3文字だけ説明させていただきたい。

まず1文字目。左側の「」(漢字の「口」の左右の縦棒を上に引き伸ばしたような文字)、これがローマ字でいうところの「b」、日本語では「バ行」であることを示す。右の「」(カタカナの「ト」を反転させたような文字)、これはローマ字では「eo」、日本語では普通に「オ」と読んでいい。つまり、1文字目の発音は「バ行+オ」で「ボ」だ。

続いて2文字目。左側の「」(カタカナの「フ」そっくり)は、ローマ字でいうところの「g」、日本語では「ガ行」にあたる。右側は1文字目で説明したのと同じ字だから、「ガ行+オ」で「ゴ」。

そして3文字目。これはちょっと入り組んでいる。まず上部左側の「」(カタカナの「ヲ」とそっくり)。これはローマ字では「k」にあたり、日本語では「カ行」にあたる。そして隣の「」。ローマ字の「I」っぽいが、偶然にも発音も一緒、日本語の「イ」だ。だから、「カ行+イ」で「キ」である。そして、この下にある「」。この「○」は何なのかというと、これは下に付くことで語尾の発音を表しているのだ。ちなみにこの文字はローマ字でいうところの「ng」。日本語では「g」の部分はほとんど発音しないので、「ン」。つまり「キ+ン」で「キン」だ。

さぁ、3つ合わせて発音してみましょう。せーの、
「ボゴキン」。

何だよ「ボゴキン」て。間違ってもケンタッキーじゃねーぞ(ちなみに、韓国でケンタッキーフライドチキンは「KFC」と呼ばれているそうな。ただし、ハングルには「F」にあたる音が存在しないため「p」の音で代用しており、発音は「ケイエプシー」)。
で、「ボゴキン」の正体は一体何なのか調べてみたところ、なんと日本ではとっくに絶滅してしまった「バーガーキング」だったんだね!「ボゴキン」から「バーガーキング」は想像も付かなんだ。いや~ビックリビックリ。
しかしまぁ、英語圏で生きる人にしてみれば、日本的な「バーガーキング」って発音も、韓国的な「ボゴキン」って発音も、どのみち邪道なんだろうね(笑)。


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2 コメント

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もちろん、マックも。 (みお)
2006-08-23 21:34:50
ありますよ~。

キムチバーガーが、意外においしいっす。
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Unknown (うえぽん)
2006-08-23 23:51:07
みお様

調べたらありました、「メクドナルドゥ」(笑)。

キムチバーガー…想像すると「パンにキムチって…え?」てな感じですが、「意外においしい」と言うことであれば試してみたいですね~。
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