うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

スーパージャイアンツ(わかる人にはわかる)

2006-09-13 23:26:20 | 雑記
今日もボヤーっと家に帰るバスに乗っていたら、なぜか7年前(1999年)の10月に亡くなった父方の祖母を思い出したのだった。何でかなぁ。
我が家は二世帯同居で、私は暇さえあれば祖母と一緒に過ごしていた、いわゆる「おばあちゃん子」である。一日中、一緒にコタツに入ってテレビを見ながら、お互い話をえんえんとし続けていた。楽しかったなぁ。♪何でもないようなことが幸せだった…あの頃!その話の内容は、全くもってくだらないものばかりであまり記憶に残っていないのだが、その数少ない記憶が、バスの中で突然蘇ったのだ!

ある日の昼下がり、私と祖母は一緒にドラマを見ていた。「さすらい刑事旅情編」の再放送である。余談だが、このドラマに出演していた故・三浦洋一を、祖母は「この人アンタのお父さん(つまりは自分の息子)に似てるわぁ」と言っていてファンだったようなのだが、私は「全然似てねぇーって!」と反論していた。実際には…やっぱり似ていないと思う…。
それはさておき、ドラマの途中で祖母は画面を指さし突然言った。

「あ、私この人嫌いやねん!」

画面に映っていたのは、ベテラン俳優の宇津井健であった。
工エエ(´Д`)エエ工
このドラマの主役じゃんよ、ばあちゃん!!

「な、何で嫌いやねん?」

コテコテのナニワ育ちの祖母としゃべる時は、私もつられて関西弁である。それはともかく、私の質問に祖母は、バッサリと叩っ斬るように言い放った。

「だって、演技ヘタやん!」

何で突然こんな光景思い出したんだろう…(爆)。

祖母は、昔の人にしては珍しいぐらいにクールな女であった。事故で若い犠牲者が出たニュースとかを見れば、「こんなんもう、そこがその人たちの寿命やったと思って諦めるしかないやん」とあっさり言っちゃう。
まぁ、これは冷血なのではなくて、祖母自身、大好きだった兄を若くして結核で亡くしている過去などもあって、「終わってしまったことはスパッと割り切って、とにかく前向いて行かなアカン!」という姿勢の一端だったのだろう…と、今は思うのだが、当時はあまりの直球トークぶりに戸惑ったものである。

さっき、テレビを見ていたら「渡る世間は鬼ばかり」の予告CMで宇津井健が出ていた。祖母とのやりとりをまた思い出して、思わず食べてたキムチ鍋噴きそうになっちゃったじゃないか!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿