叔父に会う用事があって、「ついでに昼ご飯を食べよう」という連絡があったので、雨の中ノコノコと東銀座まで出たのである。叔父のオフィスへ行き、用事は早々に片づけて表に出た。「今日は築地はお休みだから、銀座方面に出て寿司でも食べようか」と叔父は最初に言い、以前行ったことのある寿司屋に向かって歩き出したのだが、突然「あ、カレーはどうだい?近くに有名な店があるんだ」と突然の方針転換。叔父は美味しい店をたくさん知っていて、連れて行ってもらってハズレだったことがない。私も賛同して、入ったのは歌舞伎座そばのインド料理専門店「ナイルレストラン」であった。創業して60年近い老舗で、店長のナイルさんは何度かテレビにも出ている名物おじさんだ。
ウェイターのおじさんがメニューを持ってきたのだが、いきなり「当店名物のムルギランチにしますか?」なんて迫ってきて、メニューを開くどころではない。そのまま勢いで叔父も私もムルギランチを頼んでしまった。
ムルギランチの「ムルギ」とは「鶏の」という意味だそうで、鶏の太股が丸々1本入っている。写真を図解すると、右端の山が黄色いライス(サフランライスか?)。カレーソースがたっぷりとかかり、そしてその中にマッシュポテト(真ん中奥)と茹でキャベツ(真ん中手前)、鶏肉(左端)が盛られて出てくる。出てくるなり、ウェイターのおじさんが鶏肉の骨を手早くはずす。よく煮込んであるようで、スルッとはずれる。うむ、こりゃ確かに美味そうだ。
実際、美味しいのである。カレー自体はスパイスが効いていて、そのまま食べると結構辛めだが、マッシュポテトやキャベツと混ぜ合わせることで辛さが和らぐ。それに、単に辛いだけではなくコクがあって、これはクセになりそうである。恐らく家庭で再現するには難しいだろう。
最初はちょっと上品にと思って少しずつ混ぜて食べていたのだが、ウェイターのおじさんが「もっともっとかき混ぜて食べて下さ~い」と言うので、グシャグシャにかき混ぜて食べてみた。確かに美味い!もっとも、父なら「お前に指図される筋合いはない!」とかキレそうだが。でも、このフレンドリーさがこの店の売りの一つでもあるわけで、ここは意固地にならず、素直にかき混ぜて食べることをお勧めしたい。
お値段は1,400円。これが高いか安いかは各自の判断にお任せするが、ボリュームたっぷりだし美味しいし、銀座へ行った時はぜひ一度お試しいただきたい一品である。
ウェイターのおじさんがメニューを持ってきたのだが、いきなり「当店名物のムルギランチにしますか?」なんて迫ってきて、メニューを開くどころではない。そのまま勢いで叔父も私もムルギランチを頼んでしまった。
ムルギランチの「ムルギ」とは「鶏の」という意味だそうで、鶏の太股が丸々1本入っている。写真を図解すると、右端の山が黄色いライス(サフランライスか?)。カレーソースがたっぷりとかかり、そしてその中にマッシュポテト(真ん中奥)と茹でキャベツ(真ん中手前)、鶏肉(左端)が盛られて出てくる。出てくるなり、ウェイターのおじさんが鶏肉の骨を手早くはずす。よく煮込んであるようで、スルッとはずれる。うむ、こりゃ確かに美味そうだ。
実際、美味しいのである。カレー自体はスパイスが効いていて、そのまま食べると結構辛めだが、マッシュポテトやキャベツと混ぜ合わせることで辛さが和らぐ。それに、単に辛いだけではなくコクがあって、これはクセになりそうである。恐らく家庭で再現するには難しいだろう。
最初はちょっと上品にと思って少しずつ混ぜて食べていたのだが、ウェイターのおじさんが「もっともっとかき混ぜて食べて下さ~い」と言うので、グシャグシャにかき混ぜて食べてみた。確かに美味い!もっとも、父なら「お前に指図される筋合いはない!」とかキレそうだが。でも、このフレンドリーさがこの店の売りの一つでもあるわけで、ここは意固地にならず、素直にかき混ぜて食べることをお勧めしたい。
お値段は1,400円。これが高いか安いかは各自の判断にお任せするが、ボリュームたっぷりだし美味しいし、銀座へ行った時はぜひ一度お試しいただきたい一品である。