うえぽんの「たぬき鍋」

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あのコが欲しい2015その2(内野手・外野手編)

2015-10-16 14:50:24 | 野球・ドラフト「怪」説
☆内野手
投手陣も確かに不甲斐なかったが、野手陣が攻守で足を引っ張ったことも見逃してはならない。内野手に関しては、遊撃手は最初から最後まで固定できず、二塁手も石川雄洋の故障離脱以降は取っ替え引っ替えとなった。また、三塁手のバルディリスも年々守備範囲が狭まり、打撃もこれ以上の上がり目は期待しにくい。今年残留したとしても、来年FA権を取得する見込みでもあり、早めに後釜を用意する必要があるだろう。
二遊間は、いわゆる「職人」タイプを補強しておきたい。今年は大学生の注目選手が多く、大学の先輩である井端弘和(巨人)タイプの二塁手・北村祥治(亜細亜大)、東京六大学屈指のヒットメーカー・大城滉二(立教大)、安定した守備の柴田竜拓(國學院大)、走力と肩が抜群の吉持亮汰(大阪商業大)らが候補に挙がる。高校生では、楽天が1位指名を公表している平沢大河(仙台育英高)を筆頭に、走攻守にスケールの大きさを感じる渡邉大樹(専大松戸高)、軽快なプレーにパンチ力も備える米田虎太郎(帝京大可児高)、先輩の岡本和真(巨人)に続くプロ入りが期待される強打者・廣岡大志(智辯学園高)らがいる。
一・三塁手の候補としては、守れるに越したことはないが、基本的には打てる人材が欲しい。高校生では、捕手の欄でも候補に挙げた黒瀬健太(初芝橋本高)、体格も打球も高校生離れしている春野航輝(智辯和歌山高)、元・ロッテ監督の山本功児氏の愛息・山本武白志(九州国際大付属高)、捕手もこなす大型打者・青木陸(山形中央高)らがいる。大学生では広角に飛距離が出る横尾俊建(慶應義塾大)、東都リーグ歴代17位タイの通算101安打を放っている藤岡裕大(亜細亜大)、小柄だが卓越した打撃センスの茂木栄五郎(早稲田大)らの指名はあるか。社会人の内野手では、どのポジションもこれといった選手が見当たらなかったのがちょっと寂しい。

☆外野手
左打者は正直余り気味だが、右打者は井手正太郎と桑原将志の2人だけになってしまい、極端にバランスが悪くなっている。二軍の試合では内野手の渡邊雄貴が起用されていたが、一軍出場はなし。上位に枠を割いてまでというほどではないが、将来的な観点からも、中位以降でめぼしい選手が残っていればぜひ…という感じである。高校生では、甲子園でも活躍したオコエ瑠偉(関東一高)が筆頭だが、上位で消えるのは確実で、その他の候補としては、走攻守に力強さを感じる大瀧愛斗(花咲徳栄高)、天理高から転校して甲子園でも一発を放った姫野優也(大阪偕成学園高)、粗削りだがセンスが光る青柳昴樹(大阪桐蔭高)らがいる。大学生・社会人では、今年から捕手にも挑戦中の強打者・北川利生(創価大)、長打力と鉄砲肩が魅力の上西主起(日本生命)、大柄だが攻守に軽快な中堅手・杉本裕太郎(JR西日本)あたりに注目したい。左打者では、ヤクルトの1位指名が噂される安打製造機・山俊(明治大)、173cmながら飛ばす力がずば抜けている吉田正尚(青山学院大)、レフトへも柵越えできるパワーを持つ谷田成吾(慶應義塾大)らは、スカウトの視察コメントが出ている。

あのコが欲しい2015その1(投手・捕手編)

2015-10-14 17:31:25 | 野球・ドラフト「怪」説
今年も、ドラフト会議が近づいてきた。観覧の抽選申し込んだけど、まだ音沙汰がないということは、外れたんだな
(´∀`;)

今年は、前半戦を首位で折り返しながらも、後半戦で坂道を転げ落ちるように負け続け、3年ぶりの最下位になってしまったベイスターズ。近年のドラフトでは大学・社会人中心の指名が続き、そろそろ高校生の指名を積極的に…と言いたいところだったが、この状況ではちょっと難しそうだ。優勝はムリとしても、せめてAクラスをキープできていればねぇ。ファンの間では、今年の指名は投手中心にすべきか野手中心にすべきかの激論が交わされているが、どっちも問題大ありなので、結局はバランス良く指名していくしかないだろう。
ともあれ、近年のベイスターズのスカウティングは以前に比べて精度が明らかに上がっており、今年も「お、やるじゃん!」と思わせるような指名を期待したい。

☆投手
開幕当初の先発陣が全員フルシーズンもたず、終わってみれば、規定投球回数に達した投手が誰もいなかったというのが大誤算であった。まずは先発型投手の補強が何よりも優先されることとなろう。1位指名の最有力候補と言われているのは、左腕の今永昇太(駒澤大)だが、肩の故障で今春のリーグ戦は登板がなく、秋は復帰したものの、内容は今ひとつ。最高学年で故障や不調の選手を上位指名するのは勇気が要るが、果たしてどう出るか。もっとも、ベイスターズは昨年のドラフトで、最高学年で不調だった石田健大(法政大)を2位で指名したが、後半はすっかり先発の一員として定着している。今永にも同じシナリオを重ね合わせることができるだろうか。
他の即戦力候補だと、長身左腕の上原健太(明治大)、柔軟な体を生かしたフォームの多和田真三郎(富士大)、昨年からの急成長が目覚ましい剛球派・岡田明丈(大阪商業大)、東都リーグ2部ながら輝きを見せる原樹理(東洋大)、横浜出身で力強い直球と縦のスライダーが魅力の井口和朋(東京農業大北海道オホーツク)、制球力がある好左腕・中川皓太(東海大)、多彩な変化球が良い長身右腕の横山弘樹(NTT東日本)、三上朋也の大学・社会人の後輩でタイプも似ている船本一樹(JX-ENEOS)、今夏の都市対抗で力投を見せた近藤均(王子)、チェンジアップに定評がある左腕・清水翔太(日本生命)らがいる。
本来なら高校生にも目を向けたいところで、思い切って1位で左右の両雄、高橋純平(県岐阜商高)、小笠原慎之介(東海大相模高)にアタック…というのも見てみたい。他の高校生では、小笠原のチームメイトの吉田凌(東海大相模高)、長身の本格派・望月惇志(横浜創学館高)、完成度が高い左腕の高橋樹也(花巻東高)あたりに注目している。

☆捕手
黒羽根利規、城俊人、嶺井博希の三つ巴のレギュラー争いは、今のところ嶺井がリードしているが、3人ともまだプレーに甘さがあり、固定とまではいかない。また、二軍ではシーズン途中に西森将司がクロスプレーで腰部を骨折し、岡賢二郎と育成の亀井塔生の2人だけという事態になったことがあり、やはり6人で回すのには不安がある。FAで日本ハムの大野奨太の獲得を目指すという報道もあるが、やはりドラフトで指名しておいた方が良いのではないかと考える。ただ、一番ベイスターズ向きと思われるのは強肩強打の即戦力候補・木下拓哉(トヨタ自動車)なのだが、遅くとも2位までに指名しなければ残っていないだろう。ひょっとしたら1位で消えている可能性もある。そうなった場合、木下に次ぐ力を持つといわれる戸柱恭孝(NTT西日本)の指名もあるか。それもなければ、大学生ではぜひ欲しい…と思える候補は見当たらず、中位以下か育成で高校生を指名…という策も考え得る。候補としては、3期連続甲子園出場の柘植世那(健大高崎高)、日本代表の正捕手・堀内謙伍(静岡高)、野手転向も視野に入れたい大砲・黒瀬健太(初芝橋本高)がいる。