日々是好日

今日も晴天なり。
どんな日でも、毎日は新鮮で最高にいい日だと思うことにしてます。
ご一緒に如何ですか?

高野豆腐と凍み豆腐、その違いは?

2019-02-05 15:35:59 | シニアライフ

料理同好会でのお話です。

毎月1回、料理講座修了生が集う同好会です。

仲間同士で料理を作り、一緒に食べる会です。

講師は管理栄養士さんです。

2月の料理メニューは「骨粗鬆症予防」料理作りです。

講師が料理メニューの解説をします。

いろいろある中の、「高野豆腐の卯の花」の作り方

➀凍り豆腐はすりおろす。

➁人参は千切り。ねぎは小口切り。干し椎茸は微温湯に戻して千切れにする。

➂だしで人参を煮て、調味料と椎茸を加えて煮る。

 1~2分後に➀のすり下ろした高野豆腐を加えて水分が殆ど無くなるまで煮る。

➃最後に小口切りのねぎを加えて混ぜる。

このメンバーに男性会員が3名。各班に1名づつ配属されてます。

その中の一人からの質問が発せられました。

「私の田舎では凍み豆腐と言いますが、凍り豆腐(高野豆腐)との違いは?」

この質問に注目が集まります。

「えーと、どこから説明をしましょうかしら?」

講師が暫し、考案中です。

そして、講師の解説が始まりました。

高野豆腐と凍み豆腐の違いは、乾燥方法です。

「高野豆腐」は日陰で夜間の寒気に数日間晒し、脱水後に火力乾燥させて仕上げます。

江戸時代において高野山の土産品として珍重され、精進料理の一つとして全国に広がりました。

「凍み豆腐」は薄く切った豆腐を稲藁藁で編み軒下に吊るし、日中は直射日光を当て凍解させ

夜間は寒気に晒すことを繰り返し、自然乾燥させる仕組みです。

主に東北地方で自家製の豆腐で作られる保存食です。

「高野豆腐」も「凍み豆腐」も健康に良い食べ物であることは

昔から漠然と認識されてきました。

近年いろいろな研究により、LDL低下、HDL上昇、食後中性脂肪上昇抑制など

脂肪代謝改善効果が報告されてます。

生活習慣病、特に脳卒中や心筋梗塞などの予防に効果があるそうです。

ー 講師・管理栄養士さんの説明でした。-

私の郷里は東北、秋田です。

豪雪地帯の山村です。

「凍み豆腐」の保存食作りは、これからのはずです。

何十年前の記憶が蘇ります。

今の時代、何でもスーパーに備わってます。

恐らく、郷里でも大豆の生産も途絶えているかもしれません。

自家製の豆腐つくりも伝授する者も無く、凍み豆腐を作る人皆無かも知れません。

一つの質問から端を発し、興味深いお話を聞く機会になるととのに

郷里を懐かしく思い出す機会にもなりました。

仲間達と作った料理を、一緒に食べながら

ついつい、郷里の事話題にしてしまいました。

 

 

 

 


節分、福拾い。

2019-02-03 20:39:48 | 野良仕事

節分。

近所の神社で豆撒き。

夫婦で福拾いに出かけました。

日曜日の節分式

例年に勝る人出。

周囲は一瞬の隙間も無いくらいの混雑ぶり

家内には福拾いの秘伝を伝授

「決して上ばかり見ては駄目、福を掴もうとすれば

逃げられる確率が大。地べたを這って福を拾う事。」

「それも、あれもこれもと欲張っては駄目、

狙いを紅白のお餅とご縁玉。駄菓子は無視する事。」

その甲斐あっての、素晴らしい福拾い

紅白のお餅12個

ご縁玉2個

念願叶いました。

早速、遠隔地農場で採取した小豆を煮て

(遠隔地農場)

善哉にしてこのお餅を食べます。

週末、孫たちが遊びに来ます。

冷凍庫に保存して、孫たちと一緒に食べます。

孫たちへの福拾いの自慢話は、家内に譲ります。

節分を境に、新たな季節が始まります。

迎える一年、心身共に健やかでありますように!

 


ふるさと、狙半内

2019-02-03 00:26:32 | シニアライフ

ふるさと、狙半内

そして、今。

地域の沿道に約10Kmの雪壁に小さな雪洞を掘り、

約3000本の蝋燭を灯すイベントがあります。

「元祖さるはんない幻灯」です。

地域の連帯感を醸成している感じです。

この地域の共助運営体が

平成27年度総務省の「ふるさとづくり大賞」を受賞してます。

住民の高齢化と集落の過疎化が進む中、、

いろいろな課題が山積しているようです。

地域住民が生き甲斐を感じ、心身共に元気に暮らせるように

取り組んでおられる活動に、敬意を表します。

節分。季節の変わり目です。

でも、故郷は真冬の真っ最中です。

そして、この地は豪雪地帯です。

春の訪れは、まだまだ先の事です。

誰が名付けたのだろう、「狙半内」この地名?

遠い遠い昔、まだ大和朝廷に属してない時代

アイヌ民族の子孫が暮らす集落だったかも知れません。

古代遺跡も発掘されております。

かって、この地域は養蚕や葉タバコ生産が盛んなところでした。

稲作の合間をぬって、地域での唯一の現金収入産業でした。

何時の間にか桑畑の面影すらも消えてしまいました。

ただ一人残った葉たばこ生産者も高齢のため、引退してしまいました。

後継者はおりません。若者が皆、都会に出てしまってます。

郷里で暮らしていた頃の主産業が消えてしまって、

侘しさを感じながら、故郷の移り変わりを

インターネットで検索し、過ぎし思い出を偲んでおります。

祖母が健在の頃、我が家には年中いろいろな神様が訪れました。

火の神,水の神、山の神などなど、日々の暮らしにかかわる神様たちです。

恵比須様には川魚を添えました。

山奥では鯛には手が届きません。

そして、必ず餅つきが始まりました。

何故か、兄弟が多い中で祖母が私をその手伝いに指名するのです。

兄弟の中で、一番大食いで力持ちだったからでしょう。

持ちになる前の、あのおこわを臼の中からつまみ食いしても

祖母はお構いなし。

万代の神様の訪れを待ち焦がれていた、懐かしい思い出です。

餅つきのコツを覚えたのは,この頃からです。

餅は搗けばく搗くほど、餅に粘り強さが増します。

小豆汁のお椀の中で、延びるお餅が恋しいです。

節分。近所の神社で豆撒きがあります。

豆だけではありません。

紅白のお餅がまかれます。

早速、夫婦揃って出かけます。

既に我が家では遠隔地農場で採取した自家製の小豆の

お汁粉が出来上がってます。

これに何個の紅白のお餅が加わるか、楽しみです。