

2013年@ペルー
どどーん。
こんばんは。
リュウゼツランという植物をご存知でしょうか。正確にはリュウゼツラン科の植物。
上の写真はマチュピチュのインカトレイル(この後高山病でリタイアしたわけですが⤵︎)で見たリュウゼツランの一種。
漢字で書くと竜舌蘭。
竜の舌が尖っているのかは謎ですが、とても鋭い葉先を持った多肉植物です。蘭と言っても、いわゆるランの仲間ではありません
現地では、生活に役立つ植物でもあります。

@ペルー
このリュウゼツランの繊維はデンタルフロスとして使われているとのこと。
繊維が強いのがこの科の特徴なのか、アフリカに自生するサイザルアサもリュウゼツランの仲間だそうです。

2013年@タンザニア
ロープになったり、籠を編んだり…。
そして私でも知っている有名なお酒、「テキーラ」はリュウゼツラン科の一種、アガベ・アスール・テキラーナ(ブルーアガベ)と呼ばれる種の根茎から作られます。

↑このパイナップルみたいなやつが根茎。
そして同じ根茎から作られるアガベシロップはオーガニック甘味料として流通しています。

海外に自生する大型のリュウゼツランを紹介してきましたが、小型のものから大型のものまで300種くらいあるそうです。
日本には自生していませんが、観葉植物として鉢植えや庭植えされている方も多いかと…。ドラセナやユッカもリュウゼツラン科の植物です。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題(笑)
観葉植物って、花が咲かないイメージですよね。でも、植物ですからちゃんと花は咲きます。ただ、咲くまでに時間がかかるんです。
学名からアガベと呼ばれているリュウゼツラン科リュウゼツラン属の仲間は、「100年に一度咲く」なんていう噂から「センチュリープラント」なんて呼ばれることも。
実際は十数年〜数十年で咲くらしいのですが、一度開花し、結実した後は枯れてしまう運命。なかなかお目にかかる機会はなく、まさに「幻の花」なのです。
そんなアガベの開花情報が立て続けに耳に入ってきました。
写真をお借りできたので紹介させていただきます。
まずは沖縄県のホテルで撮影したというこちら

2021.12@沖縄(仕事仲間より)
すごぉーっ。
この葉っぱにこのサイズの花穂!!!
Foxtail Agaveともよばれるアガベアテナータ。
そしてこちらはアガベベネズエラ↓

2021.12@沖縄(仕事仲間より)
一度に二種のアガベの花を見られたとは、なんて幸運の持ち主!!!
写真を見せていただいただけで眼福でございます。
そして別の友人からは、自宅でお父様が栽培していたトックリラン(リュウゼツラン科)が咲いたとのお知らせが!?

2022.1@神奈川県(旅人より)
うわぁっ!!!!!
す、すごい!
このサイズでも咲くんですね。
鉢植えですよ!!!
トックリランはリュウゼツラン科ではありますが、アガベとは属が違い、結実後も枯れずに再び花をつけることもあるようです。
開花情報がニュースで流れることもあるくらい貴重な花です。
長年育ててきた観葉植物に、こうして花が咲くって感動だろうなぁ。開花まで漕ぎ着けるのはかなり難しいようですし…
そ、尊敬〜!!
今回、立て続けにリュウゼツランの話題が届いたことで、むくむくとリュウゼツランに興味が湧き、色々と調べてみたところ、今までに見たあれやこれやらが結びつき、今さらながら驚くことしきり。
その時はただ通り過ぎてしまったことに改めて気付かされる瞬間て、世界がぱっと広がった気になります。そして、気づかず通り過ぎてしまったことをちょっと後悔。

北多摩ルームのこの子↑と、テキーラと、サイザルアサが仲間だったんです!!
こんなきっかけを作ってくれた友人たちに感謝です。
【今夜のおうちごはん】

横浜に戻る前の残菜整理
・焼きそば(目玉焼きのせい)
・ルイボスティー
今日もいい日になりますように!