自民党の宮崎謙介衆院議員(35)は12日、
女性タレントとの不倫問題で大島理森衆院議長に議員辞職願を提出した。
16日の本会議で許可される見通しで、4月24日に衆院京都3区補選が行われる。
中略
宮崎氏が所属する自民党二階派の二階俊博総務会長や伊吹文明元衆院議長は
「議員辞職の必要はない」とかばってきたが、
宮崎氏は妻である同党の金子恵美衆院議員(37)から
「政治家としてけじめをつけなさい」と言われ、辞職の意思を固めたという。
-毎日新聞 2月12日(金)21時40分配信-
だから政治屋は嫌いだ!!
いつもなら、そう大上段に切って捨てるところだが、
今回の辞任劇について云えば、少々複雑なところもある。
彼は確かに本人が云うように未熟だ。
その未熟さゆえに招いた今回の騒動。
浮気は人として道義に反する行為で、絶対に許せないという意見も
もっともな主張だが、だから切って捨てるのか?
彼は法律に違反した訳ではない。
道義に反する行為と、犯罪は別。
彼は民主主義のルールにのっとった選挙で当選し
国会議員になった国民の代表なのだ。
国民の負託を背負い、国民の意見を代弁すべき代表者だ。
その任期の期間中は、その責務を負うのが国会議員であろう。
どうしても許されざる行為であって、議員を辞めるべきだと云うのであれば、
次の選挙時、結論を出せばいい。
立候補を辞退するなり、落選させるなり、
その時の問題だ。
私は彼を擁護する意図で云っているのではない。
本来民主主義を論ずるとき、
議員の立場を簡単に軽んじてはいけないのだ。
国の建設は国民の代弁者が命を懸けて行ってゆくもの。
人類の歴史上、民主主義の発展は、
常に命と隣り合わせだった。
古代ギリシャの直接民主制を
現代に復活できない以上、代議員制度は、
考え得る最もマシな民主主義の制度なのだ。
私が政治屋を嫌う理由。
それは、そんな覚悟も無く、口だけのポーズで政治を語る
似非(えせ)政治家ばかりが国会を牛耳っているから。
騒動の渦中にある彼もその一人。
自らも認めるとおり、腹を括(くく)って出直しなさい。
それにしても・・・。
彼の論点は微妙にズレていたと思う。
まず疑問に思ったのが育児休暇。
育児休業を浸透させる意図は分かるが、
国会議員など議員たちは、
前述の『国民の負託』などの理由から、
病気等、やむを得ない理由以外で休むべきではない。
休業中、国民の負託が宙に浮いてしまうからだ。
一般の労働行為とは分けて考えるべきだろう。
彼の頭の中にあった議員の仕事は、
単なる一般の労働行為と一緒なのだろう。
だから自ら率先して「育児休暇を!」との話になる。
議員報酬は本来、労働の対価とは別であるべき。
○○手当とか云っているから、勘違いする輩が多いが、
本当なら、別に職業を持った立派な大人がボランティアで参加するのが
議会の場だった。
それでは立ち行かないから報酬制度が生まれたハズだ。
そこのところを勘違いしてほしくない。
最後に彼は、記者会見の場で真摯に受け答えをしていた。
http://mainichi.jp/articles/20160212/mog/00m/010/004000c
「本当に多くの皆様に対して、政治家という立場でありながら、
ご迷惑をおかけしたことを心からおわびいたします。
皆さんがおっしゃる通り、私は政治家を、バッジを付けている資格がない人間だと思うんです。
ただ私は2月5日に子どもが誕生し、出産にも立ち会いました。
フェイスブック、ブログにも書きました。
本当に壮絶なドラマで感動したんです。
感動したんですが我が子の顔を見て、最初に喜びと同時に罪悪感を感じました。
子どもは親を選べない。その直後に子どもは保育器に入りました。
なので私はその日に子どもを抱けなかったのですが、
翌日病院に戻り夜中に子どもを抱いた瞬間に、
子どもは親を選べないけど、親は子供のために変わらなければならない、と思いました。
子供のために私は生まれ変わって、もう二度と、
これから同じ過ちは絶対に繰り返してならないんだと。
父として、父として。出直してきたいと思います。
いつか、もうこの時計の針を巻き戻せませんので、
いつか、本当に私の子供は、今回のことを知ることになるでしょう。
そう考えたら、胸がはりさけそうになります。
でもこれは私のまいたタネであり、身から出たさびであると思っています。
だから、だから腕に抱いた時から決心した気持ちを忘れることなく、
務めを果たしていきたいと思います。」
-毎日新聞社-
議員の資格を失う事にはなったけど、
父親の資格はこれからの生き方と努力次第で
いくらでも挽回できることでしょう。
人の子の親として、覚悟を決めた生き様をみせてほしい。
男として、人として、チャランポランな生き方しかしてこなかったオヤジが一句。
辞めたとき 退職金 でるのかな?
(議員報酬が気になる下世話な私設オンブズマン)
お粗末。
女性タレントとの不倫問題で大島理森衆院議長に議員辞職願を提出した。
16日の本会議で許可される見通しで、4月24日に衆院京都3区補選が行われる。
中略
宮崎氏が所属する自民党二階派の二階俊博総務会長や伊吹文明元衆院議長は
「議員辞職の必要はない」とかばってきたが、
宮崎氏は妻である同党の金子恵美衆院議員(37)から
「政治家としてけじめをつけなさい」と言われ、辞職の意思を固めたという。
-毎日新聞 2月12日(金)21時40分配信-
だから政治屋は嫌いだ!!
いつもなら、そう大上段に切って捨てるところだが、
今回の辞任劇について云えば、少々複雑なところもある。
彼は確かに本人が云うように未熟だ。
その未熟さゆえに招いた今回の騒動。
浮気は人として道義に反する行為で、絶対に許せないという意見も
もっともな主張だが、だから切って捨てるのか?
彼は法律に違反した訳ではない。
道義に反する行為と、犯罪は別。
彼は民主主義のルールにのっとった選挙で当選し
国会議員になった国民の代表なのだ。
国民の負託を背負い、国民の意見を代弁すべき代表者だ。
その任期の期間中は、その責務を負うのが国会議員であろう。
どうしても許されざる行為であって、議員を辞めるべきだと云うのであれば、
次の選挙時、結論を出せばいい。
立候補を辞退するなり、落選させるなり、
その時の問題だ。
私は彼を擁護する意図で云っているのではない。
本来民主主義を論ずるとき、
議員の立場を簡単に軽んじてはいけないのだ。
国の建設は国民の代弁者が命を懸けて行ってゆくもの。
人類の歴史上、民主主義の発展は、
常に命と隣り合わせだった。
古代ギリシャの直接民主制を
現代に復活できない以上、代議員制度は、
考え得る最もマシな民主主義の制度なのだ。
私が政治屋を嫌う理由。
それは、そんな覚悟も無く、口だけのポーズで政治を語る
似非(えせ)政治家ばかりが国会を牛耳っているから。
騒動の渦中にある彼もその一人。
自らも認めるとおり、腹を括(くく)って出直しなさい。
それにしても・・・。
彼の論点は微妙にズレていたと思う。
まず疑問に思ったのが育児休暇。
育児休業を浸透させる意図は分かるが、
国会議員など議員たちは、
前述の『国民の負託』などの理由から、
病気等、やむを得ない理由以外で休むべきではない。
休業中、国民の負託が宙に浮いてしまうからだ。
一般の労働行為とは分けて考えるべきだろう。
彼の頭の中にあった議員の仕事は、
単なる一般の労働行為と一緒なのだろう。
だから自ら率先して「育児休暇を!」との話になる。
議員報酬は本来、労働の対価とは別であるべき。
○○手当とか云っているから、勘違いする輩が多いが、
本当なら、別に職業を持った立派な大人がボランティアで参加するのが
議会の場だった。
それでは立ち行かないから報酬制度が生まれたハズだ。
そこのところを勘違いしてほしくない。
最後に彼は、記者会見の場で真摯に受け答えをしていた。
http://mainichi.jp/articles/20160212/mog/00m/010/004000c
「本当に多くの皆様に対して、政治家という立場でありながら、
ご迷惑をおかけしたことを心からおわびいたします。
皆さんがおっしゃる通り、私は政治家を、バッジを付けている資格がない人間だと思うんです。
ただ私は2月5日に子どもが誕生し、出産にも立ち会いました。
フェイスブック、ブログにも書きました。
本当に壮絶なドラマで感動したんです。
感動したんですが我が子の顔を見て、最初に喜びと同時に罪悪感を感じました。
子どもは親を選べない。その直後に子どもは保育器に入りました。
なので私はその日に子どもを抱けなかったのですが、
翌日病院に戻り夜中に子どもを抱いた瞬間に、
子どもは親を選べないけど、親は子供のために変わらなければならない、と思いました。
子供のために私は生まれ変わって、もう二度と、
これから同じ過ちは絶対に繰り返してならないんだと。
父として、父として。出直してきたいと思います。
いつか、もうこの時計の針を巻き戻せませんので、
いつか、本当に私の子供は、今回のことを知ることになるでしょう。
そう考えたら、胸がはりさけそうになります。
でもこれは私のまいたタネであり、身から出たさびであると思っています。
だから、だから腕に抱いた時から決心した気持ちを忘れることなく、
務めを果たしていきたいと思います。」
-毎日新聞社-
議員の資格を失う事にはなったけど、
父親の資格はこれからの生き方と努力次第で
いくらでも挽回できることでしょう。
人の子の親として、覚悟を決めた生き様をみせてほしい。
男として、人として、チャランポランな生き方しかしてこなかったオヤジが一句。
辞めたとき 退職金 でるのかな?
(議員報酬が気になる下世話な私設オンブズマン)
お粗末。