【マニラ時事】フィリピンのドゥテルテ大統領は19日、
米議会代表団とマニラで会談し、
南シナ海の領有権問題で中国と交渉する計画はないと明らかにした。
大統領は、南シナ海問題をめぐる12日の仲裁裁判所の判決を受け、
領有権問題で特使を派遣するなどして中国との対話解決を模索したが、
改めて譲歩しない強気の姿勢を示した形だ。
会談に参加したクリス・マーフィー米上院議員のツイッターによると、
会談でドゥテルテ大統領は南シナ海問題で
中国と交渉する計画はないことを表明。
また南シナ海の主権に関しては中国と取引せず、
フィリピンの全面勝訴に終わった仲裁判決について
「交渉の余地はない」と指摘した。
ドゥテルテ大統領はこれまで領有権問題では妥協しない方針を示す一方で、
「中国と戦争しない」と述べるなど、中国を刺激しない姿勢を示していた。
ただ中国は2国間対話には仲裁判決の棚上げが必要との考えを繰り返し強調。
有利な判決を得たフィリピンとしては
中国の姿勢は受け入れられないと判断したもようだ。
早期の交渉入りは難しい情勢になった。
-時事通信社 2016/07/20-00:12-
南沙諸島問題の解決が難しくなったと
中国当局は頭を抱えていると考えたいが、
国際社会に対し、ハリネズミ状態で威嚇を繰り返すようでは
返って開き直るだけだろう。
日本政府としては、強力なカードを手にしたわけだが、
同時に諸刃の剣でもある。
フィリピンを味方に引き入れようと努力するのは良いが、
あまりフィリピンの立場を論理の中心に据え過ぎると
ドゥテルテ大統領の裏切りがあったとき、
挽回不能の失点になりかねない。
日本政府はあくまで国際社会での協調路線を堅持し
中国に対峙すべきだと思う。
多数派工作と同時に、戦争準備をアピールする作戦で
日本を追い込もうとする中国。
慎重な対応で不屈の姿勢を見せつけ、
中国を国際社会で孤立させることが
問題解決の1番の方法だ。
安倍首相の手腕が試される正念場が続くが、
失敗は許されない。
今後も行方が気になって仕方がないオヤジが一句。
強がりが 常套手段の 中朝や
お粗末。
今日はキャンプ地からのブログなので、
いつものPCではなく、慣れないタブレットからのアップでした。
内容が雑なことをお赦しください。