寒仕込み【仲添え】の報告です。
昨日は会員が4名参加し、佐藤杜氏含め4名の蔵人さんに指導して頂きながら
仲添えの作業をしてきました。
本日は最終の留め添えの日なのですが残念ながら私は参加できません。
お客さまをお迎えするのですが家内がスポ少の引率で会津若松に行っているため
お留守番!です。
初添えの時とは比べ物にならないくらいの仕込み米です。
ふかしすぎないように蒸しあがったお米は急いですのこの上に。
水分を飛ばして温度を下げます。
すのこのうえに運ばれたお米は(木樽1杯)木べらで均等に分けます。
この作業はもたもたしていれないので本当はもっと人数が必要なのですが
さすが蔵人さん達の動きは違い、あっという間にものすごい量の蒸し米を
運び出しました。
ある程度温度が下がった時点で再度今度は手でもみ返します。
この時点でまだまだ暖かいのですがしばらく放置して
寒仕込みの気温でお米の温度を下げます。
しばらく放置している間我々は休憩です。
写真はおひねりを焼いて頂いたものですがこれがおいしい!!。
お米の蒸しの具合を見るために献上板という板の上で
蒸したお米を素手で!こねます。(慣れないと大やけどをするそうです)
こね上がったものを杜氏に見てもらい蒸し具合の判断をするのですが
これを炙って醤油をつけておやつとして頂きます。
醤油の香ばしい香りが食欲を増すのですが
贅沢を言えばコーヒーよりはやはり澄んだお水?が欲しかった!!!
休憩の後再度お米をもみ返して温度が下がった時点でタンクの中へ。
このタンクの中身は先日の初添えです。
(先日のタンクとは違い直径2メーター?はあるくらいのタンクとなっています)
初添えの中に再度酒米をいれて発酵させます。
本日の留め添えではほぼ満タンになるお米を加えて終了です。
作業が終わった後に隣りのタンクが気になりお聞きしましたら
末広酒造の横綱!「玄宰」でした。
真ん中になるのが氷を入れた器です。
発酵の進み具合を加減するために入れているようですが
こまめな管理が必要で一番神経を使うところだそうです。
かなり発酵が進んでいるようでぶつぶつと炭酸があがっていました。
顔を近づけてみても香りがしないのでこんなものかと思っていましたが
タンクの中に手を入れて仰いでみるとなんともいえない吟醸香がしました。
さらに仰いでみるとむせかえるくらいのふくよかな香りがして、さすが大吟醸玄宰です。
これを呑める幸せな方、間もなく絞りに入るそうですからもう少しお待ちを!
我々のお酒も4月初めに蔵出しとなりますが
それまで杜氏はじめ蔵人の方々に面倒を見てもらいますが
後2ヶ月間、指をくわえて待っていましょう。
アルビンの日本酒好きなお客様へ。
今年も良さそうですから、ご一緒しましょう!!!
http://p-alvin.com