ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

レシーブしたボールが相手コートに返ってしまうという場合の修正練習方法

2013年09月03日 07時02分59秒 | アタック練習

はじめに
昨日、読者の方から次のような質問が寄せられました。

はじめまして。今推しと申します。
20代半ばで、友達に誘われたのをきっかけに
ママさんバレーの指導に行っています。

なかなかうまくならなかったり、メンバーが減ったり、
いろいろ大変です…

ところで、選手たちのスパイクレシーブやサーブカットが
相手コートまで飛んで行ってしまうのですが、
何かいい指導法はご存じありませんか?

はじめてのコメントですが、
返信いただけたら幸いです。

この問題、実は人ごとではありません。
初心者が多い我チームでも同様の問題は起こりました。
ですからこのレシーブについて修正をするための練習を施したのです。

で、今回臨時にその修正方法を御紹介します。
併せて修正練習をする上で練習効率を上げるために、この問題が起こる原因についても述べておきたいと思います。

選手がどのパターンの問題を抱えているかを良く見て、選手にも修正のポイントを理解させて練習を進めて行ってください。

ほとんどの場合3~4回の練習で修正することができます。

原因その1・・・勘違いしている。
多くの場合、初心者の勘違いがあるのです。
アンダーパスはそこそこできるのに、スパイクレシーブやサーブレシーブになると極端にボールコントロールが悪く、相手コートまで返ってしまう、あるいはとんでもない方向に行ってしまうという人がいます。
っと、言いますかこのパターンは結構多い
のです。

これは、アンダーパスの時、腕を振ってアンダーパスをしている選手によく見られます。
もちろん、慣れてきますと、腕を振ってコントロールしながらパスをすることもあるわけですが、初心者の場合、腕を振ってアンダーパスをコントロールしているとなかなか上達しません。それどころか、今回の御相談のようなレシーブボールが飛びすぎるという問題を必ずと言っていいほど引き起こすのです。
その主な要因は、大きな勘違いにあると思っています。

通常のアンダーパスの場合
対人でアンダーパスをする時に、3~4m離れて行いますね。その時、相手からふんわりとした軟らかいボールが来ますので、これをアンダーパスで処理し相手に返球するわけです。
ゆっくりのボールが来ますので、ボールを良く見ながら腕を振れば、初心者でもそこそこパスが返せるのです。

スパイクやサーブに対するアンダーレシーブ
ところがスパイクボールになると、大きな勘違いをするわけです。
激しいボールが来るので、レシーブする側もより力を込めて、つまりボールの勢いに合わせてこちらも力を入れてレシーブしようとしてしまいます。

上の図は、構えもレシーブ姿勢もいいのですが、黄色シャツからピンクシャツに移動してレシーブする瞬間体に力が入り過ぎ、おまけに腕もほんの少しですが、瞬間的に前に出してしまっています。結果、ボールはスパイクの勢いのまま跳ね返され、相手コートまで飛んで行ってしまうのです。

サーブに対してもそうですね。
ミスしてはいけない、腕にボールに負けないだけの力を入れてしっかり弾き返さないといけないと、こういう意識が出てしまうと、ボールに体当たりして弾き返すような感じとなり、ボールは思いっきり相手コートまで飛んでいってしまいます。

激しいボールに対しては力を抜かないとダメだという意識を一つ持っておくことが必要です。
アンダーパスとアンダーレシーブは若干違うものだという認識をしたほうがいいかもしれません。

修正練習のポイントをしっかり理解できるように、明日まで、問題となる原因を紹介し、その次に修正のための練習方法を御紹介しますね。

それでは、また、明日よろしくお願いします。

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宮崎県出身の転勤族です。好きな食べ物はもち米、お餅、炭水化物が採れますから試合の朝は必ず食べてます。鹿児島県、熊本県、沖縄県、高知県等を転々とし、この3月、島根県松江市に転勤してまいりました。お盆と正月くらいしか宮崎県に戻れないのは残念ですが、松江はなかなか住みやすい落ち着いた町で、とても気に入って言います。

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