ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

レシーブの練習方法(縦位置の調整を習得する)

2011年12月06日 07時40分16秒 | レシーバーのプレー

はじめに
レシーバーは、スパイクボールに対して、見切ってからポジションを取り直し、レシーブするという原理はおわかりいただけたかと思いますが、さて、これをどうやって修得するかということになっていきます。
昨日に引き続きそのお話をさせていただきます。

左右の動きができたら縦位置の調整方法も習得する
下図を見て下さい。
縦位置のポジションをどうやって体得するかについての練習方法です。

そう言えば、経験あるな・・・とお思いかもしれませんが、実際にネット越しにスパイクを打ち、レシーバーにはこのボールがスパイクの瞬間どのように見えるかということと、その場合のレシーブ位置をしっかり習得させます。

もちろん、アタッカーのタイプによって、ネットすれすれの鋭角なスパイクが好きな選手がいれば、高い打点を維持したまま足長のスパイクを打って来る選手もいるわけです。
そこで、この練習をする時は、黒シャツのコーチはワンパターンのスパイクを続けて行い、レシーバーがしっかりイメージを作って守備位置の調整ができるように配慮します。

例えばですね、スパイクを打つコーチは下図の要領でネットからアタッカーまでの距離を変えたり、レシーバーからのボールの見え方も数パターン準備してレシーブの練習をさせます。

上の図は青シャツの場合がネットから最も離れた位置からのスパイクであり、ピンクシャツが最もネットに近づいたところでのスパイクです。
で、黄色シャツがその中間からのスパイクということになります。

レシーバーにしてみれば、基本的には黄色シャツ状態にボールが見える位置に入ってレシーブするわけで、
ピンクシャツの状態にボールが見える時は、前に突っ込んで、
青シャツ状態にボールが見える時は、少し下がって、
黄色シャツ状態にボールが見えるような位置にポジションを取り直した上でレシーブする
というのが基本です。

しかし、実際の試合で打たれるスパイクと言いますのは、先ほどもお話しましたように黄色シャツ状態に見える位置でレシーブに入っても、さらに後方を狙ってスパイクして来る場合がありますし、
ピンクシャツ状態に見えた場合でも、通常このようにボールが見える場合は、その場所よりも前のほうにスパイクされる可能性はある訳ですが、実際のスパイクでは、鋭角に前のほうには打たないということもあります。


そこで、基本的なことを知った上で、レシーブのポジションを張り、そこから、自ら抱いたイメージに基づいて張ったレシーブポジションと実際のスパイクボールが飛んで来た場所との差がどのようにあったのかをしっかり把握しながら、レシーブポジションを修正していく作業が必要になります。

その修正をする練習がこの方法によるものです。
アタッカー役は、打点を一定に保ち、ネットの上を通過する際のボールの高さも一定に保つようにしながら、スパイクし、レシーバーに基本ポジションからどれくらい修正してポジションを張るとレシーブできるのかを理解させるようにすることを目的として反復練習します。

以上。本日ここまです。

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