読者のwinさんから次のような質問がありました。
で、この件については下記の記事を参考に調整していただきく、質問及び回答のほか参照記事を紹介する次第です。
winさんの質問
打ち手 (win)
本題とはずれるのですが、レシーブ練習になる、安定したスパイクを打つにはどのようにしたら良いでしょうか?
レシーバーの中央を狙っているつもりでも、コントロールが悪い、球威が強すぎる/弱すぎる、きちんと手に当たっていない、などのどれかの理由で、いい球が出せず、グダグダになりがちです。
回答
とにかく手の当りをよくしなければなりません。
スタンディングで直上トスして、スパイクする場合は、通常のスパイクのように右腕をしっかり伸ばして打たなくても、肘を曲げた状態で肘から先だけを回転させるようにしてスパイクするとボールへのミートは格段によくなります。
この方法は実際のスパイクでも使う場合があるのですが、スウィングも結構早いものからゆっくりのものまで調整しやすく、コーチとして選手にレシーブ練習させる場合の球出し方法としてはお勧めです。
白シャツから黄色シャツのとおりトスアップしますが、この時、トスをあまり高く上げないようにします。
場合によっては、●の位置がそのままスパイクヒットする高さというくらいの感じでも差し支えありません。
図では、右手の肘から先を青で示しているのがお分かりでしょうか?
スパイクする際に、この青で示した部分だけを回転させてスパイクします。
すると、ミートしやすく、狙いも正確な上、ボールスピードも調整しやすいという状況が生じます。
この状況を正面から見ると下図のようになります。
黄色シャツからピンクシャツ状態となってボールをヒットする瞬間、右肘が曲がった状態でスパイクヒットしている点に注目してください。
以上のとおり、レシーブ練習用のスパイクを正確に打ちたいというのであれば、トスを低めにした上、肘から先を回転させる方法でスパイクすると、正確なスパイクを繰り出しやすくなります。
原理について
当たり前と言えば当たり前ですが、トスは高いトスより低いトスのほうがスパイクヒットする瞬間におけるボールの落下速度は遅くなります。ボールの速度は速いより遅いほうがヒットしやすくなります。もちろん止まっているボールだと、かなりヒットしやすくなりますね。
次に、スパイクヒットの際、手の平でボールを捕らえる際の腕の長さも、長いより短いほうが調整しやすいからなのです。ゴルフボールをヒットするのに、物干し竿のような長いクラブではボールに当てにくいだろうけど、短いクラブなら正確にヒットできるだろうということは、想像にたやすいと思いますが、まあ、そういうことなのです。
後、手のミートをよくする感覚については、下記の記事を参照願います。
ことさら相手のいるところに狙ってスパイクしようとすると当たりが悪くなるということと、手首の力を抜くという感覚を習得することが極めて大事というお話を紹介しています。その原理とコツ(感覚)が理解できると思います。
スパイクボールのミートをよくする方法
を見て下さい。
また、この記事の少し前には、なぜ、レシーバー目がけてスパイクしようとするとミートが悪くなるのかの記事もアップしておりますので、自分のミートの悪さがどこから来ているのかを探してみてください。
本日ここまでです。
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コメントは久しぶりですが、記事は読ませていただいています!!
さて、私もwinさんのように、対人レシーブやシートレシーブの際、狙ったところに打てないのが悩みです。コントロールもパワーも調節がきかないのです。
未経験で始めたママさんに気持ちよくレシーブしてもらいたくて、頑張れば頑張るほど肩も手首もガチガチになってボールは何処へ…
肘から先で打つ、やってみたいです。思い返すと、私がうまいなぁと思いながら見た打ち手の方はそのように打っていたように思います。
またご報告いたします!!
いつもご訪問いただきありがとうございます。
理屈は分かってもなかなかコツを掴むのは大変かもしれませんが、頑張ってください。
できれば実践レポートのほうもよろしくお願いしますね。
今までとは全然違い、狙った所にボールが行くようになりました。
今までは、肘を伸ばして打たなくてはと思っていたので、全然逆だったのですね。
たまこさんがおっしゃるように、確かに球出しが上手な人は、肘を曲げて打っていました。
磯野さん、どうもありがとうございます。一歩進歩した気分です。
ミートの上達は一朝一夕にはいきませんが、こちらもがんばります!
ほんとに、よかったですね。いくつになってもですね、進化し続けるという気持ちが大事だと思います。
応援しておりますから頑張ってください。
今後ともよろしくお願いします。