ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

奇襲をしかけてみる(その4・・・守備位置とそのポジション変更のタイミングを指示)

2012年10月30日 06時45分47秒 | 守備

はじめに
練習試合1セット目の状況を見てみますと、上記図のとおり、相手チームは圧倒的にレフト側からの攻撃が多く、レフトから遠い位置の後衛ライトにサーブを打っても、レフトオープンまでトスを持って行く力もあり、そのパターンが極めて多いわけです。
また、前衛レフトと中衛レフトの二人は、少々乱れたトスにもしっかり反応してビシッと打ってきます。


センター攻撃はかなりの打点から鋭角に、しかも厳しいコースにスパイクしてきます。
レフトオープンはストレートもクロスも足長に打ってきます。
十分にタイミングを図って打つようなスパイクの場合は、当方のブロックの上を越してバックライン付近にスパイクが来ますし、シャットアウトはありません。
当方のブロックがしっかりマークしている場合でも、スパイクボールはブロックの指先を弾いて、今度は強打に備えて踏ん張ってしまっている当方のレシーバーの前に、つまりコートの中央に落ちるという感じでした。

これらを読みきったところで、ポジションの修正を行います。

レフトオープンに対して2種類のレシーブパターンを意識させる
相手のレフトオープンに対してはレシーバーに2種類のレシーブ位置を意識してポジション取りするように指示しました。
その種別というのは、ブロックがないコースに打たれるスパイクボールと、ブロックの後ろでのスパイクボールです。

上記図を見て下さい。強打のレシーブラインを紫の線の位置にします。
これは、ブロックに当たらずに飛んで来たスパイクボールがコートに落ちる場所の少し前で、要するに強打のレシーブ位置です。
もうひとつはブロックの後ろのワンタッチのボール処理位置です。これは、相手チームのアタッカーのスパイク力(打点や威力)と当方のブロック力(高さや技術)との関係でいろいろ変わって来るわけですが、今回の場合、ピンクのライン付近に来るボールが多いという傾向が見えてきました。

ブロッカーにはレフト側中心でブロックに山を張り、オープンもセンターもできれば3枚のブロックで対応するよう指示した上で、レシーバーにはブロックが付いたコースとブロックのないコースの2種類の打球を意識して守備位置を取るよう指示したのです。

フェイントカバーには、前衛の逆サイドの選手(前衛レフト)がブロックの後ろまで走り込むようにしてあります。これは、元々のフォーメーションなんですね

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明日からはかかる状況の中で指示した具体的な守備位置の取り方についてお話しします。











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