ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

戦術検討のためのアイテム

2010年10月31日 07時31分05秒 | バレーの哲学
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はじめに
ライトの平行トスをスパイクするには、セッターのトスアップ練習も大事ですが、アタッカーの練習の説明で、セッターもこれにかかわって練習することで、コンビを(特に、ハートを・・・)合わせていくことで、かなりの精度で攻撃できるようになると思います。
で、ライト平行の話が一段落したので、ここで、ちょっと気分転換。
バレーボールに限らず、家庭生活、職場、子育て等あらゆるところで戦術が大切だという話をしたいと思います。

勝つのも負けるのも理由がある
物事を進めるに当たって、勝ったときも負けたときも、そこには理由があるのですね。
バレーボールでも、人生でも、なんでも同じだと思うのです。
で、それを意識して事を進めるのか、ただ、ぶっつけ本番で行くのかで、結果が異なるし、結果に対するとらえ方が全然違うと思うのです。

例えば、負けたとしてもですね戦術を練って挑んだ事柄なら、そのことによって生じた結果について、分析ができます。
となると、仮に、負けたとしても、次につながる何かを発見することができます。

また、戦術を練る過程で、どうしてもこれは勝てない相手だとなります。
戦争なら、やるぞ、やるぞと見せながら、できるだけ戦争は回避する方向に持っていくでしょう。
仕事であれば、最終目標に達するまでの途中目標を立て、一つ一つその途中目標をクリアーするべく計画立てていきますが、無理となったら、別ルートを探すことをするでしょう。

バレーボールの試合も同じ、何も考えずただ試合に臨むのは、それはそれで楽しい面もあるとは思いますが、競技ですからそこに勝利したいわけで、そのためにどんなことをするのかと考え、対策を練って挑みます。
で、その結果敗れたとしても、そこに、準備した戦術が有効だったのか、はたまた通用しなかったのか・・、そういうところが見えてくると思うのですね。

できるだけ負けるリスクを減らす、負けたとしても、次につながる分析ができるようにしておく、そういうことのために、戦術を練って事に挑むということが大切だと思うのです。

うまくいかない場合のことも想定の範囲内に入れておく
戦術練る時、リスクを想定に入れておきます。
監督者は、実力を出すよう選手には指導し、試合当日もそのように調整するわけですが、人間のすることですから、そうもいかない場合もありますね。
そういう、うまくいかない場合のことを考えておかないといけません。

20年前ほど前になりますが、危機管理でたくさんの著書を残しておられる佐々淳行氏(安田講堂事件やあさま山荘事件の事件処理の指揮を執られた方ですね。)の講義を受けたことがありますが、その時、印象に残っているのは

準備は、悲観的に、実行は思い切りよく
計画の7割が達成できたら大成功
悪い報告は早めに、朗報はよく確認してから・・
緊急時、不確かな報告する者を叱るな
(急ぎの時は、不確かな報告もある。それでも、何もないよりましだ。という発想の下になされた主張ですね。)

等でした。
以来、佐々淳行氏の危機管理は、バレーボールや仕事、さらには人生そのものにおける、私の戦術論の根幹をなすものとなり、現在に至っています。

終わりに・・・
監督者たるもの、勉強を怠ってはいけませんね。それと、考えることも。
色々なものに目を向け、知識を広め、で、それを生かす工夫を怠らないようにする必要があります。
特に、監督の指導、指揮によって、選手も部下職員も勝者にもなれば敗者にもなること、子供たちにとっては、その後の人生にも大きな影響を与えかねないことなどを思うとき、その責任を感じます。
戦術をしっかりと練り、そして事に挑む。選手にもそういうセンスを身につけさせるのは、大事なことだと思うのです。
敵を知り、己を知って、戦術を練り、そうやって戦っていけば、100戦も危うくないわけなのですね。
孫子の兵法もお勧めですね。
以上です。

で、明日から、レギュラーを勝ち取るための戦術として、高速Bクイックの習得について記事をアップします。また、よろしくお願いします。

こちら↓にも、他のバレーボール愛好家の記事がありますよ。どうぞお立ち寄りください。
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重大事件に学ぶ「危機管理」
佐々 淳行
文藝春秋
「孫子の兵法」のことがマンガで3時間でマスターできる本 (アスカビジネス)
安恒 理
明日香出版社
野球のメンタルトレーニング (ステップアップスポーツ)
高畑 好秀
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子どもの「やる気」のコーチング
菅原 裕子
PHP研究所
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yukie)
2010-11-09 16:55:01
こんにちは!
お久しぶりです。
順次記事読ませて頂いてます

監督たるもの勉強を怠っては・・・
その通りだと思います

先日、こちらの記事に書いてあった練習方法
をジュニアの監督に提案したところ、
『いいんじゃないですか?』と言ってくれた
ので、いつやるのかなあと期待していたら、
全く取り入れずでした・・・

自分のやり方に固執するのもいいですが、
チームが勝てないなら、もっと勉強して
練習方法を変えていく勇気も、監督なら
必要だと思うのですが・・・

ということで、監督が練習に現れる前に
こちらで習った『アタックの練習方法』
を参考に、私が頑張ることにしました(笑)

子供達に教えるのはホントに難しいのですが、
スパイクを基本からやってない子達は、
新鮮みたいです!

でも、うちの子もなのですが、
中途半端に打てるようになってる子は
全部打つポイントがかぶってしまって、
直すのに大変そうです
ポイントを意識させるしかないんですかね。

難しいですね・・・


返信する
確かに、小学生は難しい・・・ (磯野)
2010-11-09 23:35:01
小学生は、体格も色々ですしね、確かに難しい面はありますね。

かぶり気味に打たないと、アタックは入らないというのもあるので、ネット際にトスを上げるとそのような癖がついていきますね。
私は、小学生の場合、打点の低い子には、ネットからトスを離して、トスアップし、ネットから離れたボールを打つ技術を身につけさせるようにしています。
その代わりきちっと打つのと、コースを狙うってことに技術を磨かせるのです。打点の低い小学生はそこにやりがいを見い出し、うまくなっていきます。打つ直前に相手コートを見るようにもなります。そのような感覚を身につけられるのですね。渋いプレーヤーになっていきます。

ネットから離れたボールをきちっとミートして、相手の取りにくい場所に返す技術は、大人になっても有力な技術となりますからね。ママさんバレーではジャンプしないで打って返すのも、結構決まるくらいですから・・。

大人の初心者にスパイク練習させるときも、フォームが崩れないように、最初は低いネットで練習させ、そこから1日1cmくらいずつ上げていくっていう方法を用いたこともあります。

無理して打たせると、フォームがバラバラになるんですよね。


子供には、将来を見据えた上で、今できる技術(パスやサーブ、レシーブ等ですね。)、をしっかり覚えさせ、それを駆使して試合に臨むよう仕向けていました。

また、小学生は15分くらいで練習を切り替えたり、仲間と協力して行うゲーム形式の練習を取り入れたりし、いかに集中力持って練習に取り組ませるかってのを、一つのテーマにしていましたね。


子供さんに頑張らせて下さい。応援させていただきますので・・。少しでも、お役に立てれば嬉しく思います。
返信する
Unknown (yukie)
2010-11-10 11:18:23
アドバイスありがとうございます!
確かに小さい子だと、かぶり気味じゃないと
スパイク入らないですね・・・
指導するのはいいけど、その辺のことも考えて

トスしないといけないんですね

コースを狙うスパイクがこの時期に身につく
なんて ホント渋すぎます
とにかく一生懸命打たせることに目が行き、
小学生だしなかなかコースを狙うなんて技は
出来ないだろうと勝手に思ってました(そんなレベルじゃないので・・・)

でも、その後のバレーに生きてくるなら
今やらせないのはもったいないですね
幸いにも、レギュラー6人150cm以上、
165cmがなんと2人もいます
この2人がきちんと打てたら、怖いものなし
だとは思うのですが。
その前のレシーブが肝心ですけど

なんとか背が低い子でも、上手くミート出来
フォームが崩れないようトス考えながらやってみます!

子供たちの練習時間は、やはり15分くらいが
限度でしょうか?
その位の時間を目安に、次のメニューをこなして
いくといいのですね。

うちの監督は忍耐強いのか、チャンスボールを
きちんと返せるようになるまで
1時間とか普通にやります
そして、子供達は後ろの方でキャーキャー
やり始め、怒られるというのがいつものパターン

メリハリ付けた練習が必要そうです・・・

勝ちたいなら、少ない練習時間有効に使ってもらうよう、
監督には言ってみます
(すっかり私、総監督みたいになってますが
早速今日実践し、子供に頑張らせてみますね

返信する
頑張ってください。 (磯野)
2010-11-11 00:12:52
子供を甘く見てはだめですよ。信じて、期待して色々やらせると、結構思いがけないことやります。

思えば、一輪車なんか、昔はサーカスしか見たことなかった芸当です。今、小学生の多くがのりこなすでしょ。あんなことがいろいろあります。

子供はバレーでもよく見てると、不思議な動きすることがあります。
なんで、あんな動きしたんだろって、よーく見てると、そこに、戦術や練習方法の秘密が隠れてることがあるんですね。

yukieさんの熱い思いで、子供さんたちの可能性を見い出し、引っ張り出していただきたいものです。頑張ってください。

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