試合の１週間前までににすること（爪切り、髪切り、そして計画書配布）

はじめに
大会１週間前までに、大会へ向けてのコンディション調整要領について、プリントを配布しました。準備をすることの意義を簡単に述べ、後は、具体的な調整方法を記したものです。
始めての経験ですから、うまくいかない面はあろうかと思いますが、できる調整をして、その記録を取らせ次の試合ではまた改善して挑めるデータを取得してほしかったのです。
体力や性格が違えば、当然コンディションの調整方法も変わってくるとは思いますが、まずは、たたき台となるものを示し、その中で自分にできるものはできるだけ取り入れていただき、コンディション調整の感覚というものを知っていただこうと考えました。

コンディション調整の概要
プリントに記したコンディション調整の内容は次のようなものでした。

１　爪切りと髪切りをする人は１週間前までに終わらす。
２　練習ではポイントとなる事項、特にサーブカットからの攻撃と
　　チャンスボールからの攻撃を確認する。
３　最後の練習で、大会当日行う練習の練習をする。
４　大会１日前の調整
５　大会当日の起床から試合までの準備要領
６　大会当日のコンディション調整　

以上のような感じです。

爪切りを１週間前に行わせる理由
これは、ある剣道選手に教わった調整方法なのです。女性ですが、インターハイで全国優勝した選手です。
で、この選手と話す機会がありまして、何か有益な調整方法ないか？
と尋ねたところ、この調整を教わったのです。
爪は必ず伸びますので、大会前に切ることとなるのですが、その場合大会１週間前に切ると、大会当日ちょっと切り口が伸びて爪先が落ち着くというのですね。
で、これが何に影響するのかというと、握力やダッシュ力に影響を与えるというのです。

調べてみると、爪が指先を押さえてその力を物に伝える役割を果たしているようなのです。したがって、パスやフェイント、スパイク等で、指先の感覚を正常に保ったり、足の爪であれば、体重を支えダッシュ力に影響を与えたりということがあるのですね。

よって、その爪を試合直前に切って感覚を変えてしまうのはよくないのです。
この剣道選手の話は理にかなっていたのですね。
で、その日から、私自身がそのように準備しますし、他人にも同様の指導をするのです。

大会前日に爪切りして深爪してしまったなんてのは、ゲンコツものですね。

髪切りを一週間前までにさせる理由
ほんとは、切らないほうがいいのです。しかし、切る場合はせめて一週間前までにお願いしますということなんですね。
これは、高校陸上部の監督（この方も教え子を全国優勝させた経験のある方です。）から教わったのですが、試合前に髪を切ると、エネルギーが逃げて体調を壊したりするというのですね。

調べてみると、髪にも色々な役割あって、特に女性の場合は切るタイミングが悪いと冷え性等とも相まって体調を崩す原因になるというのがあるようです。

で、このことをコンディション調整の一番最初に持ってきたのです。

本日はここまでです。ありがとうございました。


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