はじめに
昨日の記事「試合のお手軽分析(その4・・・好ゲームのように見えて、好ゲームでない試合)」では、サイドアウト率とブレイク率(サーブを打って得点できる確率)から、試合の内容を見るお話をさせていただきました。
で、今日は、サイドアウト率とブレイク率がどういう関係にあるかということをお話し、その上で次にジャンケンに勝ってサーブを取るか、コートを取るか、さらにはサーブ順や攻撃を考えるに当たって留意する事項についてお話します。
サイドアウト率やブレイク率の関係については、もう、分かってますから・・・と言われる方もおられると思いますが、初心者の方にも今後の話しの展開をする上で理解しやすくするために記事アップしたいと考えます。
お付き合い、よろしくお願いします。
ブレイク率とサイドアウト率の関係
下図を見て下さい。
まず、佐チームと宮チームの大接戦、好ゲームをした時のスコアです。
この試合の、サイドアウト率やブレイク率を求めたのが下記です。
Aは佐チームのブレイク率(佐チームがサーブ)
Bは宮チームのブレイク率(宮チームがサーブ)
Cは佐チームのサイドアウト率(宮チームがサーブ)
Dは宮チームのサイドアウト率(佐チームがサーブ)
ここで、どちらがサーブを打った時の率を求めているかを良く見ていただきたいのです。
佐チームのサーブで始まったラリーからは
佐チームのブレイク率(A)と
宮チームのサイドアウト率(D)
を求めることができます。
宮チームのサーブで始まったラリーからは
宮チームのブレイク率(B)と
佐チームのサイドアウト率(C)
を求めることができます。
佐チームのサーブで行われたラリーは17本+5本=22本あるわけですがそのうちの何点をお互いのチームが取ったのかをみていくわけで、
宮チームが取った、17本が77.3パーセント(宮チームのサイドアウト率)
佐チームが取った5本が22.7パーセント(佐チームのブレイク率)
というわけです。
よって、宮チームのサイドアウト率と佐チームが取ったブレイクアウト率の合計は
77.3+22.7=100.0%
となるわけなのです。
このことは、片方のチームのサイドアウト率が上がるということが、もう一方のチームのブレイク率を下げるということになるわけなんです。(これ、当たり前の話ですけど、ちょっと重要)
同様に
宮チームのサーブで行われたラリーについても同様のことが言え、
Bの27.3%(宮チームのブレイク率)と
Cの72.7%(佐チームのサイドアウト率)
の合計は100%となるわけなのです。
本日ここまでです。
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