ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

練習でダイレクトをクロスに打たせるなという理由(ゼロから始めるライトオープンスパイク)

2013年09月07日 07時00分50秒 | アタック練習

はじめに
これまで、ライトオープンスパイク習得するためのダイレクトスパイク練習で、クロスに打たせないようにということを口酸っぱく話してまいりました。
下図のとおり、ストレートに打たせて下さいというわけですね。


図1

今日は、その理由についてお話します。

セッターの位置から来るトスを打ってみる
ダイレクトスパイクがきちっとできるようになったら、実は、もう、ライトスパイクはでき上がったようなものです。
ダイレクトスパイクができるというのは、単にダイレクトができるだけでなく、ここでは、上記図のとおり、コートの中央寄りから上げられたトスをストレートに打ち返すことができるようになるということですが、このスパイクができるようになったら、今度は下図のとおり、セッターとアタッカーの位置関係をダイレクトスパイクの時と全く同様に保ってスパイクしてもらいます。
図2

上記図の意味がお分かりでしょうか?

アタッカーとセッターの位置関係は「はじめに」に載っている図1と同じです。
違うのはネットとコートの位置関係ですね。
ネットとコートを45度右方向に回した感じになってます。
その結果、セッター役のコーチ(黒シャツは)ネットの手前に来てしまい、アタッカーと同じ側のコートにいます。
つまりセッターの位置ですね。

図2をコート中心に見て行くと図3のとおりです。
図2図3とは全く同じものですからね。その点も注意願います。

図3

この図を見れば、ダイレクトの練習の時アタッカーのスパイクコースに関してクロスに打たせるなとか、少なくとも、トスを上げたセッター役よりもセッター側から見て左側に打つよう言っていた理由がお分かりかと思います。

そうです。この状態でクロスに打つ癖をつけていたら、スパイクはこの図のセッターの右肩側を通って行くのですけど、味方のコートにスパイクボールが飛んで行くのですね。だから、クロスに打つ癖はダイレクトの練習時点でなおしておくのです。

以上のような理由から、初心者にライトオープンスパイクを指導する場合、ダイレクトの練習の時点から、クロスに打つ癖を付けないようにと切にお願いしていたのです。

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