ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

質問1・・・スムーズなスパイクフォームでスパイクを打ちたい(なおさんの質問)

2011年10月01日 00時03分32秒 | アタック練習

はじめに
スムーズなフォームを維持しつつ、いいスパイクを打ちたいということで練習に取り組まれているなおさんからの御質問について、これから考察し、記事をアップしてみたいと思います。
スパイク上達したいというのは誰しも抱く希望ですが、助走、ジャンプ、バックスウィング、ヒットという一連のスパイク動作を流れるように行いつつスパイクするというのは至難の業です。
で、今回はナオさんの御質問を紹介し、明日から、少しずつその対応方法に関するお話をしてみたいと思います。

ナオサンの質問
Unknown
 (なお)

2011-09-17 19:02:34
すぐにお返事返せずに申し訳ありません・・・。
磯野様からいただいたアドバイスは『なるほど~!!』と実際僕のスパイクを見られたかのような的確なもので次の練習が楽しみで仕方ありません^^

大変恐縮なのですが、もう一つ質問させてください><

地に足が着いた状態で一人で頭上にトスをあげ利き手で打ち込む練習をするときはほどよい脱力感(自分的には腕をしならせた感じ)で打ててるつもりなんですが、いざスパイクとなると打点を合わせようとする意識が強いせいか力んですばやく打てません・・・。
後、地上で練習する際は自分のモーションに合わせてトスを上げるのでゆとりがあるのですが
ジャンプして打つとなるとグッと弓引きのポーズをしてからの肩→肘→手首としならせて打つとなるとその間にボールは打点を通過してしまいそうな不安に陥ってしまいます。
ただの練習不足ですよ!!と言われても当然なのですが何度も練習できる環境と身近に聞けるバレー経験者の方がおられないもので・・・。
いつもたわいのない質問を投げかけて申し訳ありません。

質問に対して取り急ぎ送ったアドバイス
なおさんへ
 (磯野)
2011-09-17 22:38:45
地に足が着いた状態で一人で頭上にトスをあげ利き手で打ち込む練習をするときはほどよい脱力感(自分的には腕をしならせた感じ)で打ててるつもりなんですが、いざスパイクとなると打点を合わせようとする意識が強いせいか力んですばやく打てません・・・。という問い合わせに対するアドバイスは次のような感じでしょうか。

高くジャンプしようとか、しっかり打とうとか、弓引きポーズとかを意識しすぎると、これは体に力が入っていてダメなのです。
これらの動作がスパイク打つためには重要な要素なのですが、無意識のうちにできるようにしないとうまくいきません。
そのための方法としては、最初から大きくジャンプせず地上で打つのから、ほんのちょっと背伸びして打つ程度、次は10センチくらいジャンプして打ち、その次は20センチジャンプという具合に、力まずにタイミングを合わせることを最優先して、地上で打つ方法を基準に少しずつ伸ばしていくくらいの感覚がいいと思います。
また、もうひとつの方法として、ばてた状態でスパイク練習するのも一つの方法です。
力もうにも力が入らない状態でスパイクするのです。
現役のころは、ワンマンのレシーブでスパイクとフライイングレシーブ20本3セットのあと、20本のワンマンスパイク3セットがあって、フラフラになってスパイクをしていたのですが、バテて体に力が入らない状態を強引に作って、その中でプレーできるようにしていくと、不思議なもので人間の体は、そういう場合に効率よく動く方法を見つけるような気がします。結果、歩くのと同じような感覚でスパイクが打てるようになっていきました。

後、地上で練習する際は自分のモーションに合わせてトスを上げるのでゆとりがあるのですが
ジャンプして打つとなるとグッと弓引きのポーズをしてからの肩→肘→手首としならせて打つとなるとその間にボールは打点を通過してしまいそうな不安に陥ってしまいますという質問に対するおおまかなアドバイスとしては、次のようなものになるとおもいます。

弓引きポーズは基本なので、いったんそれを作ってからスパイクするような感じで地上では指導します。
しかし、最終的には肘を後ろに引きつつ、肩を中心に利き腕の肘が回転して前に振り出す力を引き出すためのものですから、弓引きのポーズはわざわざ作るのではなく、一連の動作の中で一瞬そのポーズとなる場面を通過するみたいな感じになればいいと思います。
実際のスパイクでは、弓引きポーズを意識しつつも、そのポーズに至らずスパイクする場合もあるのです。
基本ですから、地上ではしっかりそのポーズを意識して練習し、そこから、地上でもスムーズな流れの中で一瞬弓引きポーズが現れるようにスウィングし、その動作を空中で行うという感じになると、いいと思います。
弓引きポーズを意識しすぎて空中でその動作でいったんモーションが止まるような状況が生じてないか確認してください。

 

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