ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

挑発に乗って自滅・・・

2011年02月25日 11時11分59秒 | 技術・練習方法全般

思えば、私こうしてブログでは高尚なことを述べていますが、これまでにどれだけの失敗や恥ずかしい思いをしてきたことか・・・・ほんとにいろいろ経験しました。若いころを思うと、赤面するような、恥ずかしい失敗が多々あるのですね。

 

しかし、そういう経験をしたからこそ、見えたものも少なくありません。そこから、一つ学び、二つ学びして未だ不完全ながらも、同じ失敗を避けるべく、あるいはよりバレーボールを楽しめるように・・・いろいろな工夫や努力もできるようになったと思います。

戦術として相手をメンタル面で追い込む話をこれまでにしてまいりましたが、実は、これも私自身もその洗礼を受け痛い目に逢った結果、学習したことに過ぎません。

私、身長は175cmですが、若いころからジャンプ力にはちょっと自信があって高校の時垂直飛び87cmを誇っていたのです。技術やセンスのなさを身体能力でカバーするっていう感じだったと思います。

で、、大人になり最初に所属したクラブチームではその打点を買われてレフトオープンをしたのです。

当時、県内ではベスト4くらいのチームでしたが、ある時格上の実業団のチームから「磯野、打点高いけど、俺たちのブロックは破れんだろうね。勝負してみるか・・」と誘われました。で、私その上を抜けると思っていたのです。3枚ブロックが来てもなんとかできるという自信もあったのです。

相手は1m80cm以上の選手ばかりなんですね。

しかし当時の私は腕を伸ばして振り切らずに打つスパイクでブロックの上を抜く自信があったので、「よ~し、やってやる!」って燃えました。

しかし、現実は甘くありませんでした。
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本目、力が入って、ほんのわずかですがアウトになってしまったのです。

すると相手が「磯野、逃げてるの?勝負。勝負」と話かけてくるのですね。で、私も次こそはと思って打つと、今度はワンタッチで相手がボールをつなぎ、二段で切り返して来るってな感じです。

すると、「磯野、今日は不調だね・・・。ベンチと交代したら?」って言ってくるんですね。で、私もだんだんイライラし始めます。

しかし、また打つと、これがわずかにアウトになるってな具合なんです。シャットアウトもありました。
結局、挑発にのって、私自滅。
チームも敗退しました。

後で相手チームの選手が来ましてね

「磯野。おまえ単純だね。俺たちのブロックの上越せるわけないだろ。しかも、最初から勝負してるんだから。リバウンド取るとかフェイント絡めるとか、速い攻撃を覚えるとかしないと、絶対高さだけでは通用しないぞ・・・」と笑われました。

それ聞いて私、自分の思い上がり、未熟さふがいなさを実感しましてね。試合後涙が止まらなかった苦い思い出があるのです。

その翌年、私たちのチームに広島の実業団から帰郷した選手がレフトオープンにはいることになり、私は中衛レフトから前衛レフトにコンバートされましたが、この時から、助走方向工夫したり、ちょっとした顔の向きでフェイクをかけたりといったことでブロックの上ではなく、横を抜くための戦術をいろいろ考えました。さらには、他の選手のためになるならと早いタイミングでジャンプする高速のAクイックとBクイックを覚えるべく、走りこんで持久力のアップにも務めたのです。

同時に、自己のメンタル調整方法や相手を落とし込む術も覚えていった気がします。失敗から学んだ戦術でした。

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3 コメント

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磯野さんでも! (せれまま。)
2011-02-26 00:37:34
挑発で自滅の時代があったのですね!^^
確かに、器用にアウトされると。。「ィ~!」
ってなりますし、悔しさがまたちがいますよね。
でも高さだけでない!ってことは、低くても技術を使い分ければ、いいってことですよね!
メンタル的に、私はあまり流されることなく・・笑。マイペースらしいので(チームメンバーいわく)
逆に少し軽い緊張感も楽しめるよ~と教わりました。^^
呑気な証拠ですね!!
でも、競ってる時には役立ってるような気がします^^
基本何にでもですが、特に自分がこだわりたいことに感しては、人と違うほうがうまくいったり、自分のテンションが高いことに気付いたので、バレーボールでも生かせたらと思う次第です。
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相手が一枚も二枚も上なんです (磯野)
2011-02-26 11:54:01
ほんとに、技術だけでなくそういうメンタル調整とかでも、相手の方が一枚も二枚も上だったのですね。それに、まんまと引っ掛かったって話で、そういう失敗をしながら、バレーで対戦する時は自分がされて嫌なことを相手にしてやろうとか、逆に、チームメートや職場では自分がしてもらって気分がいいことはしてやろうというようなことを意識するようになって行ったと思うのです。

ポンさんもいつも言われますけどね、せれママさんの選手としてのセンス、身長、腕の長さ等の体格、体力、そこから引き出される技術、そして何よりメンタル、こうしたセンスはただものではないという感じがいたします。

危ういところを楽しむっていうプラス思考や人と違うところにこだわってテンション上げるっていうパターンにもそのセンスを感じずにはおれません。

私も「良しに付け悪しきに付け、人と違うことをすれば、人と違う結果が訪れるぞ」と選手には言って聞かせて、斬新な練習にも取り組ませるのですが、選手自らがそういう考えを持っていてくれると、チームのテンションは上がりっぱなしですよね。ほんとに、せれママさんのチームの状況が目に浮かびます。
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Unknown (mint)
2011-02-28 02:10:42
こんばんは

垂直飛び87cmってスゴイです。
中学時代に男バレですごくジャンプ力ある男子いて、その男子が80cmって言ってたから、磯野さんってすごすぎます。

(あっ今が87cmじゃないのは分かってますよ(笑)☆)
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