ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

離れた位置からAクイックのトスを上げる

2011年05月29日 07時26分42秒 | セッター・トス

はじめに
昨日は、離れた位置からAクイックをトスアップするためのセッターの動き方についてお話しました。今日はアタッカーのコツについてお話します。

1 Aクイックに走り込んでくる選手は心持ちネットに沿った助走をし、黄色シャツ
  
の位置からオレンジシャツの位置へと走り込みます。
  この助走によって、Aクイックの選手にはセッター及びトスアップされた
  ボールが視野に入ります。


2 ネットから離れた位置からトスアップする場合のセッター(ピンクシャツ)と
  アタッカーのジャンプ位置(オレンジシャツ)は、あらかじめ45度の方向という
  ように決めておきますと、さらにトスアップもアタックもやりやすくなります。
  極端な話、パスがいくらネットから離れても、セッターは斜め45度方向
  にトスアップすれば、その方向にはアタッカーがいるということになるから
  です。

3 上記1~4の状況下でセッターはのとおりトスします。この時注意
  することは、ちゅうちょせず思い切って速いトスを上げ、トスの頂点が
  ネット上に来るくらいのトスを上げることです。
  こうすることで、万一アタッカーがの位置でボールをヒットできなかった
  としてもボールは●→○と飛んで、そのままネットを越え、相手コート
  に入ってくれるからなんですね。

4 Aクイックを打つ選手は、このプレーでは相手コート側ではなく、セッター
  のほうを向いてジャンプします。
  セッターは、アタッカーの体の上(頭の上)を目標に、思い切ってトスします。

5 アタッカーは顔の前でボールをヒット。何としてもボールに触るという
  気迫が大事です。高いボールでも何とか触ってコースを変えるとか、
  ネットより低いトスであってもなんとか相手コートにねじ込むと言った
  強い気持ちがこのプレーをより効果的にします。

6 仮にの位置でボールをヒットできれば、相手に対してかなりのダメージを
  与えることができます。
  で、次からは当方のパスが乱れても、相手ブロッカーはクイックをマーク
  しなければならなくなるのですね。
  セットの立ち上がりなどでは、仮にミスったとしても、相手は次からセンター攻撃 
  
を警戒し始めることだってあります。

この方法でトスアップしますと、アタッカーとセッターは互いに相手を確認しつつ、コンタクトをとった状態でAクイック(縦のBクイックになるんですかね・・・・)を打つことができるのです。
本日はここまでです。
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3 コメント

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クイック (いのっちん)
2011-05-30 09:42:50
本当に今のバレーって
超高速コンビバレーですよね。

私の感覚だと
大エースが居て
その人がどんなスパイクも決めるっていう
昔のバレーの醍醐味の世代なので
今のクイックとセミの組合せのプレーが
主体のプレーは華麗ですごいと思いますが
迫力はやはりちょっともの足りなく感じます。

でも、勝つバレーとして
日本人の緻密で努力家な所からうまれ
進化してきたコンビバレーなので
そんな日本人の努力は計りしれないものですよね。
返信する
そうですよね。 (せれまま。)
2011-05-30 10:22:27
コンビバレーが主流になってきつつありますよね!
オープンレフトがエースという感覚は、もうないですね。
迫力にはかけますが、どかん、どかん、打つバレーは、パワーにジャンプに技術と若さも求められ体力的に、年齢が重なると難しいですもんね。
しかもエースだけになると、怪我や休まれた時に攻撃が減り困りますよね。。

ママさんは特にそうなんですが、誰が抜けてもポジションをこなさないといけませんので、1本にしぼるのは、難しいです。
迫力にかけますが、どかん!も1点フェイントも1点。
体力は、技術でおぎなう感じが五十路以上チームを見て感じることです。
返信する
そうですね ((磯野)
2011-05-30 22:49:23
確かに迫力には欠けるかもしれませんね。しかし、まともなバレーをしても勝てないとなった時の打開策として、速攻に行きついたような気がします。

せれママさんが言われるように、ドカ~ンっと決めても1点。当たりそこないのヒョロヒョロでも1点。相手が嫌な気分になるのは、ヒョロヒョロ球じゃないかな・・・と思うものですから、そういう時はことさら大きな声で「せ~の、やった~!」と声を揃えて出すようにしていました。

勝負にこだわるなら、そういうことも考えるべきだと思いましてね、なんでもやりました。

実業団に所属する選手でですね、アタックの時、思いっきり手を振りながらも、敢えて、肘付近でボールをヒットする選手がいました。速いスパイクを打つのと全く同じスウィングで、ヒョロヒョロ球を打って来るのです。なかなか取れるものではありません。
格上を倒すのには、戦術としてこういうことも考えるべきなのですよね。
返信する

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