はじめに
中学高校と6人制バレーボールをされ、この春から9人制バレーボールを始めたたまこさんは、長身で左利き、ライトポジションでブロックにいくということであり、コーチから指導されているのは…
1アタッカーの打点に合わせてスっと手を出す
2当たる瞬間に親指と小指に力を入れる
3当たったら手首を後ろに返す
以上3点でした。
で、6人制バレーボール上がりのため、つい、ついオーバーネットする癖があり、コーチからの指導のうち3番目の「当たったら手首を返す」というのが特にできないということでした。
以上の問題克服のために今日から記事をアップいたします。
コーチの指導を全うするためにチェックしておく事項
その1・・・構え方
これは、私の想像の域を超えないわけなのですが、たまこさんのお話を聞く限り、ブロックの時の構えですが、おそらく下図の緑シャツのような感じで構えるのだと思うのです。
緑シャツの選手の構えは、全日本の選手などもしているブロックの構えですよね。
クイックなどにもリードブロックで対応できる構えで、当ブログでアドバイスをいただいてるポン監督のオーバーパスの構えと似ていて、万歳した状態からちょっと力を抜いた状態で構えます。足は肩幅くらいで少し曲げ、この状態からスッとブロックに行けるように構えるわけです。
たまこさんとか、せれままさんとか長身の選手にうってつけの強力な効率よいブロックの構えですね。
赤シャツの選手は、これはスクリーンというサーバーが見えにくくするための構えですね。両手の平を隙間が空かないように顔の横辺りに持って来て、サーバーが見えないようにするのです。両足もぴったり付けます。
反則の成立は、実際にサーブが見えない状態で相手コートに入った時ですから、この構えそのものでファールになることはありません。
サーブが相手コートに入ったら、緑シャツや黄色シャツの構えに変更して実際のブロックには行きます。
ちなみに、このプレーですが、30年近くやって来て反則を取られたことは1度もありません。ただ、親睦を大事にするような試合ではお勧めできないプレーです。状況見て使い分けてほしいと思います。
黄色シャツの構えは、これはランニングジャンプしてブロックに行くための構えなのです。ネット際を左右に走り、スパイクと同じように腕を振ってジャンプしますので、このような構えをしています。
身長がなく(相手の打点に比べての話です)、ジャンプ力を稼がないと太刀打ちできないという場合はこういう構えで待ち、ブロックに行くわけです。
その2・・・立つ位置
構え方によって立つ位置、つまりネットからの距離が違います。
緑シャツや黄色シャツの場合ですとこのままブロックに行きますので、ネットから顔や胸までの距離が10~15cmくらいになるようにしておきます。
黄色シャツの場合、この姿勢から体を左右に90度回転させネット際を横に走るのでそんなに近いとネットタッチするだろう?という疑問を唱える方がおられますが、実際にはそういう問題はありません。ここでは説明を省きます。
赤シャツの場合ですと、両肘を肩からまっすぐ前に出しますのでネットから顔や胸までの距離は20~30cmくらい離れている状況にあります
立つ位置は6人制バレーボールのブロックにおいても大事な要素で、腕の出し方ばかりに目が行きがちなのですが、腕の出し方を左右するのに、この立ち位置というのが結構重要なのです。
たまこさんの場合も、コーチの指導を全うするためにはこの立ち位置を確認することが大切かな・・・・と思う次第です。
そのお話を次の記事でいたします。
お断り
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宮崎県出身の転勤族です。鹿児島県、熊本県、福岡県、大分県、沖縄県、高知県等を転々としながら、今年宮崎県に戻ってまいりましたが、各地で見聞きしたバレーボールの戦術や練習方法等をご紹介しています。
カラーシャツ(白シャツ、青シャツ、赤シャツ等色違いのシャツ)の棒人間の図面や動画で分かりやすく説明することを心がけています。
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では、今後ともよろしくお願いします。
飛ぶ前に手の形を作って、全力ジャンプでそのまま腕を伸ばしていたので、オーバーネット連発でした。
その後コーチの指導から
全力で飛ばずに手の打点に合わせて手を出す(1)をやろうとすると
飛ぶ→手を出すまでに時間差が生じてしまうせいか、どうもタイミングが合わない。しかもオーバーネットしないよう真上に手を上げると吸い込む…
自分なりにこの時間差を解消する方法を考え、手を伸ばしたまま飛んでみると随分良くなった気がしていました。やはり緑シャツが正解なのですね!
あと、この2つ後の記事で御紹介しますが、ブロックの立ち位置を6人制の場合より若干前にするというのが、9人制でのオーバーネットや吸い込み防止に役立つようなきがするのですね。
頑張ってください。